こわいい動物 (ロアルド・ダールコレクション 14)

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  • Amazon.co.jp ・本 (85ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566014237

感想・レビュー・書評

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  • 動物をテーマにしたダールのナンセンス詩。ダールらしさ満載、クェンティン・ブレイクの挿し絵も最高。この二人がタグを組んだら間違いないな。
    こういう本は、訳者の苦労がよくわかる。

    図書館の丑年特集のコーナーにあったんだけど、それはどうかなぁ、安易なチョイスのような気が?

  • 原著から読んだのですが、言葉あそびたっぷりの詩なので、物語に比べてちょっと読みづらかったのです…。
    なので、日本語で改めて読み直してみました。

    翻訳のおもしろさと難しさが両方味わえて、原著と読み比べる楽しさを改めて味わうことができました。
    原題の"Dirty Beasts"を"こわいい動物"と訳していて、一見少しかわいい感じ…だけど内容はかなりブラック。
    それを、クェンティン・ブレイクのコミカルな挿画が中和してくれてちょうどいい感じにニヤリと笑えます。
    全編カラーなのもうれしいです。

  • 英語の、韻を踏んだ言葉遊び(「ライム」っていうのね。ラップでのあれと同じ!)で書かれていて、そこがこの本の醍醐味だから、訳者のくふうがすごいなーと思いながら読んだ。
    子どもだからフワフワとした可愛らしいもの、もしくは正しく生きよう的なお説教なんてとんと無縁。ブラックで、ちょっと意地悪で、だから私はダールさんの本が好きだ。

  • これも動物たちの逆襲ってーか…油断してたら食われるぞお前っていう…。
    クェンティン・ブレイクの挿絵が最高潮にいい仕事してる…怖い…。
    だからこそ、ラストの「おなかのかいぶつ」のオチにはゾゾゾとなる…それがダール節…。

  • 児童小説。動物。短編集。
    韻を踏んでいるのが特徴的。
    原文はどんな感じなのだろう。気になる。

  • 動物のライムを集めた。上品ではないし、きれいではない。独特な訳で引きつけられる。ダール!という感じ。

  • あんまり覚えてない 挿絵がすき。

  • 詩を訳すのって大変ですね。
    大変なのはわかるんだけど、いかにも「韻を踏んでます!」って感じで、そこだけ文字を強調するのは、折角の詩のリズムをかえって壊しちゃう気がします。
    読んでいれば自然に韻を踏んでるのが感じられる…ってのではいけなかったのかなあ。

  • 多分、英語で読んだ方が面白い気がするような……

  • この本で、一番気に入ったのは、ありくいの話です。 なぜなら、ありくいの飼い主のおばさんの「アリーさん」をありくいが、ありだと勘違いして、食べてしまったからです。  
    他にも、魔法を使えるカエルも衝撃的でした。

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著者プロフィール

ロアルド・ダール(Roald Dahl)
1916年9月13日 - 1990年11月23日
イギリス・ウェールズのカーディフにて、ノルウェー移民の両親のもとに生まれた。第二次大戦中にイギリス空軍エースパイロットとして活躍するが、事故で重傷を負う。その時代の逸話をもとに、作家デビュー。ブラックユーモアあふれる短編小説、児童文学の書き手となった。
代表作に、『チョコレート工場の秘密』。ティム・バートン監督にジョニー・デップ主演で『チャーリーとチョコレート工場』として映画化された。他にも『父さんギツネバンザイ』などがあり、『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化された。

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