大人のための勉強法 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569610863

感想・レビュー・書評

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  • いい本だった。勉強とはどういうものかについて上手くまとめられている。
    特に前半の頭がいいというのはどういうことかについて語っているところは話の流れがかなり綺麗。
    後半のハウツー感が出てくると面白さは減るが、前半だけでも読む価値は十分。

    頭がいいとは①知識があり②推論ができて③メタ認知を持つこと

  • 学校を卒業してからも学ぶことを絶やさないようにしなければならない。刺激になった。

  • 1回目読了 全体像を把握。メタ認識、自分の上から自分を見る感覚。

  •  認知心理学に則った効果的な学習方法を述べている。書いてある内容は素晴らしいが、ほとんどが既知の情報だったので私には少し物足りなかった。

  • フォトリーディング&高速リーディング。

  • 2000年刊行。

     多少社会人向けとしてブラッシュアップはされているが、著者の本をいくつか読んでいるので、目新しさは感じなかった。
     勿論、学生の多くがぶち当たる試験対策のように、合格点が設定されているものと、社会人に妥当する、どこまでも目標を設定し続けられる立場の違いはあるかも知れないが…。

  • いつからでも勉強できる!と思った本。

    集中できる環境づくり。
    動機づくり。
    一部分でも大事なところを熟読する方がいい。

    学ぶことの目的は、感情の老化予防、老年期のいきがいってところも印象深い。

    勉強は日本を救う。

    新しいことを知るってワクワクする。そういうワクワクする心を忘れずに、生きて行くのが人生のテーマだなっと改めて思いました。

  • 商品説明

    一生懸命受験勉強し、一流大学を出て、大企業で定年を迎える――。 こういうライフサイクル・モデルはもはや通用しない。生涯学習が求められる時代である。外資系企業はもちろんのこと、日本の企業でも即戦力を求めるところが多くなり、資格の有無で待遇を決める企業も出てきた。
    こうした社会的背景に加えて、老化を防ぎ、精神・肉体両面の健康を保つ上でも、勉強は重要だと和田秀樹は言う。「いまさら勉強なんかしても」と考えている人にとって、本書は社会人になってから学ぶことの重要性を理解させ、学習意欲を高める効果があるだろう。
    本書は「IT時代に求められる能力」「頭をよくするトレーニング」「能率を上げる勉強術」「ライセンス取得のテクニック」などの章に分けられ、各テーマごとに解説が加えられている。「IT時代に求められる能力」の章では、「知識のある知り合いを増やすことができる対人関係能力」「メタ認知能力」など、IT時代に求められる能力と、その習得方法を教示する。「睡眠時間を削るのはマイナス」「集中できるとうまく記銘できる」など、いまでは通説となっているような理論も一部取り上げられてはいるが、精神科医の著者らしく、脳の学習メカニズムと絡めて解説しているので、説得力がある。(土井英司)

    メディア掲載レビューほか

    知的情報管理法と学習法を提案
    一流企業に入れば定年まで食べるのに苦労しない。その後は厚生年金と企業年金で悠々自適の老後を送れる――というような時代は終わった。
    著者は情報番組などのコメンテーターも務める精神科医の和田秀樹氏。高度情報化、能力主義が常識となる時代の到来とともに、生涯学習の重要性を強調する。資格や高等教育の単位取得にチャレンジするのはもちろん、高齢者なら「老化予防策としての勉強」に取り組めというのだ。
    例えば、「パソコンやインターネットが人間の脳に代わって知識を蓄積してくれる」という考え方を否定する。IT全盛の時代にこそ、いわゆる「頭の良さ」つまり自分の知識を用いて推論を行い、メタ認知(問題に対しての知識の量や認知パターンを自ら認識すること)を行うことで、解決策を導き出す能力が求められていると指摘。
    また、著者は、大学受験生を対象とした通信講座や、数々のベストセラー参考書を執筆した受験勉強研究家としても知られている。そうした実績をもとに日本人が苦手とする英語学習法や仕事上のプレゼンテーション手法、ノート術などについても具体的にレクチャーしている。
    (日経ビジネス2000/7/10号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.) -- 日経ビジネス

    内容(「MARC」データベースより)

    ライセンス取得、ライフワーク探しなど、今や大人にこそ勉強が必要な時代。IT時代の頭のよさとは何か、受験勉強はどう進めるかといった問いに答え、効率的に成果の上がる勉強の技術を伝授する。

    『大人のための勉強法』の感想
    http://books-officehiguchi.com/archives/4649577.html
    この本を読んだとき、中学生・高校生と大学生・大学院生・予備校講師の勉強法と問題意識について振り返ってみた。中学生・高校生の頃は、大学入試という目標があったものの学校の先生から宿題などが与えられてやっていた(個人的に気に入らない先生に対してはやってあげていた)という感じがした。

    大学生になってから研究分野に関心を持って、研究で必要となる部分は講義を聞いたり、自分で勉強したりして知識を得てきた。大学生・大学院生の頃はこれまでに得てきた知識をうまく使いこなせなくてイライラすることがよくあったが、予備校講師になってからうまく知識を使ってアウトプットができるようになってきたと実感する。

    自分がなぜ勉強しているのか悩んだときや資格試験の勉強をして行き詰まったときに、今の自分の勉強の仕方を再確認するためにこの本を読むことを勧めたい。

  • 精神科医であり、勉強法についての専門家でもある和田先生の本。大学受験の際にも著書や先生の監修(?)する受験勉強プログラムでお世話になった。

    ①現在の社会環境において、大人が学ぶ必要性は高まっており、大人こそ学ぶことの価値があるという背景について述べられた後、
    ②勉強をしていく上で理解しておくことが有用な思考法や、人間の知的能力・認知についての概説が続く。
    ③具体的な勉強術的なものは記載が少ない。

    学ぶことの目的としては、
    ・スキルアップ
    ・知的能力の向上
    ・知識の増
    ・ライセンスの取得

    さらに、
    ・感情の老化予防
    ・老年期の生きがい といったことも

    ②について興味を引かれたのが、
    ・メタ認知(自分の認知特性や傾向、思考パターンを知る)
    ・自己心理学(成熟した依存を築く)
    ・記憶力の高め方(入力、保持、出力の段階に分けて、適切な方法を)
    ・知的能力は、共感による人間関係力
    といった解説であった。

  • 高齢になっても楽しめるものを選ぶ=精神分析など=経験がモノを言う。
    カウンセラーなど。

    考える材料としての知識があり、パターン推論ができ、適切なモニターをするメタ認知ができること=頭が良い

    成熟した依存関係=ギブアンドテイクを考えられること=テストの成績が良ければ何かかってもらえる、という関係も。

    勉強の条件=面白いと思えること、動機が明確で強い、気が散るものを排除する
    理解できると記銘できる。人に教える。
    復習のほうが時間がかからずコストパフォーマンスが高い。
    眠る前に覚えたことのほうが忘れない。週末に復習する。
    アウトプットトレーニング=問題集を使う

    共感能力を高める=日頃のトレーニングで相手の立場に身を置く習慣をつける

    本音で接すると秘密を共有することで深い人間関係を作れる

    時間のやりくり=睡眠時間を削るのはマイナス。ムダな時間を減らす。効率を上げることを考えたほうがよい。

    計画の単位は一週間。土日は遅れの取り戻しと復習にあてる。
    一コマは90分、1日2コマまで。

    ノートを取る。読書は付箋を貼る。付箋の内容は感想を書いておく。
    速読より、一部分でも大事なところを熟読するほうが効率がいい。

    大学受験用の小論文テキスト。
    読む英語、書く英語。
    カンで読んでも、必ず辞書をひいてメモをする。フレーズ、文章は気に入ったものはメモをする=書く材料が蓄積される。

    スランプのときは守りの学習を。復讐をする=弱点が見つかる。
    不安な自分を受け入れる。目の前のことに集中する。

    勉強は高齢者の格好の趣味。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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