- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569701295
感想・レビュー・書評
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p18 過ぎ去った過去にこだわっても、未来は開けてこない
p21 時間とは、今と未来しかない
サンクコストとは管理会計や意思決定論で使われる考え方ですが、「もはやどうにもならいもの。。よって、考える上で除外すべきもの」という意味です
p46 サンクコスト時間術で提唱するのは、「正解」ではありません。あくまで「最善の答え」すなわちベストアンサーです。現実的な状況下で、とにかく結果を出そうと思うなら、理想にこだわってはいられません
サンクとは、sink(沈む)の過去分詞形。沈んでしい待った状態を表す詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
行動ファイナンス理論を応用し、徹底的にムダを排除する「サンクコスト時間術」を紹介する本。(カバー裏表紙の内容紹介より)
サンクコストという用語は経済学のTV番組で知ったけれど、既に費やしてしまってもはやどうにもならない、よって考える上で除外するべきコストのこと。これを時間術として解説しているのが本書である。
本書では、S-TiBA(エスティーバ)発想というフレームワークをベースにしている。
1.Situation(状況判断)……現状を把握し、その要因を特定する。
2.Time Left(残り時間)……絶えず残り時間を意識して、その中で何ができるかを考える。
3.Best Answer(最善の答え)……正解ではなく、ゴールを達成できる可能性が最も高い答えを求める。
4.Action(アクション)……決めた方針にしたがって実行する。
そして、時間の経過に伴い上記の手順を繰り返す、つまりサイクルを回す。
その時その時で状況を吟味しゼロベースで計画を練り直すという考えは、変化の激しいこの時代に必要だとは思うけれど、特に目新しい内容はなかった。また、本書の後半では企業の成功事例や著者のキャリア(要するに自分語り)を紹介しているが、個人的にはあまり興味がなく正直不要だった。 -
図書館
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平等に人に与えられている時間という概念。
それを有効活用するためにサンクコストという考え方の必要性を説く内容。
S-TiBAはじめ、具体的に示されているメソッドも分かりやすい。
物事を考える道筋として覚えておいて損はない。
しかし、最後が残念。
これまで述べてきたサンクコストの反対の概念も大事だという記述。
これで本書の評価も、そしてサンクコストという考え方の重要性も下がった。
徹底して、サンクコストの必要性を追求して欲しかったのが本音。 -
サンクコストというか、過去は関係ない!?
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「コンサル日記」で印象に残っていた著者の一冊。時間を細かに区切って仕事をしていくという考え方は基本的ではあるけど非常に重要。管理会計で出てくるサンクコスト(埋没費用)の考え方を時間術に応用するというのはわかりやすくてよいのかもしれない。全体的なトーンも非常に砕けた感じですっと中に入ってくるところがよいですね。
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サンクコスト ー 過去の失敗やミスにこだわらず、未来に目を向けアクションを起こす事をゴールとした発送。
途中までやった事が失敗だと分かっても、それまでの苦労が無駄になるのがいやで、なんとかそのまま進めて成功させようとしてさらに失敗が大きくなるなんていう事はよくある事だが、失敗だと分かった時点で冷静にそのまま行く方がよいのか、今までの事を諦め新たに別の行動を取るのかを判断する方がよいのかを決定する方法について学べる。 -
内容はともかく、具体例が陳腐で具体例のための具体例みたいな感じを受けた。
チップスの紹介もあまり有益には感じなかった。