- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569802824
感想・レビュー・書評
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この種の本の中で、特に洞察が深いものとは思えない。
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タイトルにあるように新聞やテレビの報道が必ずしも真実を報道していないということは、ネットが一般に認知され始めた頃からよく言われてきたことである。なぜウソを報道するかという疑問について、記者クラブという存在があり、マスコミ各社が談合をして実際にその場で取材していないのに、記者クラブのメモを元に各社が記事を書くという仕組みになっているということを初めて知った。マスコミに企業の論理が働き、真実が報道されないということは危険なことである。一方ネット情報も玉石混交なので、一人一人がリテラシーを持つことが必要である。
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新聞やテレビが信用ならないモノだという事は分かっていたが、その理由についてこの本は書いてあった。大半は愚痴調なのだが…
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週刊誌、雑誌への信頼度はもともとゼロ、マスコミはグレーだったけど、新聞もここまでひどいとはね。鉢呂経済大臣の件なんて、ひどいな、こりゃ。上杉さんが言ってることが真実なら
印象的だったのは、キュレーター(情報を収集し選別し意味づけを与えて皆と共有する人)になるためには、自分に否定的な情報をより多くキュレーションするよに心がけること、と。今後は自分の意見を述べるときは、反対意見を並べてのべるようにしよう。 -
「報道の脳死」(烏賀陽 弘道:著者との共著あり)、「「本当のこと」を伝えない日本の新聞」(マーティン・ファクラー:NYタイムズ東京支局長。著者が展開する世界標準のジャーナリスト?)と同様?、記者クラブ体制と政官報のなれ合い体質を批判している。
既存メディアの変革をあきらめ、ネットメディアのみに真のジャーナリズムを見出そうとしているのが疑問。
3・11以来、確かに既存メディアの情報の信頼性は絶対ではなくなった。しかし、依然として多くの国民は、その情報源の多くをTVや新聞、雑誌に頼っている。
また、確かに3・11以来、ネットメディアはその信頼性を増したが、デマゴーグやなりすましといったネット特有の問題点が解決されたわけではない。
要は落とし所を何処にするかということではないか。国民は既存メディアの情報が絶対では無いことを前提として、ネットメディアの情報を参照すればよく、また逆にネットメディアの情報の特徴をも知っていなければならない。ジャーナリズムは既存メディア、ネットメディアを対立関係として見る(それぞれの欠点だけをあげつらう)のでは無く、互いのメディアの長所も短所をも受け入れてそれぞれを補完し合う関係を築くべきではないか。 →以前にどこかで読んだようなコメントになってしまうが -
3.11以降、私もネットメディアに移行したひとりです。
テレビも新聞も、信じません。 -
「官報複合体」みたいなものだが、記者クラブに絞っているのと情報が生々しいのと、新書のせいかそうくどくなく、読み易かった。
「報道の自由」と「知る権利」を振りかざす方々が居るが、そいつらのことをもっと知る権利が「国民」にはあるんだろうね。
「情報特権階級」だと言って良いんだろうね。 -
読んでよかったと思いました。
選択肢が広がった気がします。
アメリカのようにディベートの授業って
必要だと感じました。
というかやりたかった… -
上杉隆さんは、よくコラムを読ませてもらっていて、いつも読むのが楽しみなジャーナリストの方なのですが、やはり今回も楽しませてもらいました。
この本を読んで思ったのは、大事なのは読んでどうするかということなんでしょうね。
この本に書いてあることはかなり真実が書かれているのだと思います。
現在は情報がかなり公開されていて、秘密にすることも難しくて、だけど情報が多い分、自分で選択をしなければならない。
自分が何を選ぶのか。
どこから感じるのか。
そんな大切さを教えてくれた本でした。
それにしても記者クラブは本当にひどいなーと思ってしまいますよね。