新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569802824

感想・レビュー・書評

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  • 癒着メモ
    官報複合体の癒着
    記者クラブの閉鎖性と幼児性
    自由報道協会

  • 選挙前に読むのにちょうどいい。真剣に政治を考えるなら、これを読んで、新聞もテレビも上杉隆も疑って、最終的に一番しっくり来るものを選べればいい。

  • メディア各社の記事ソースが同じ、等々

  • 一読の価値あり

    テレビやマスコミの情報の真意を、読み取る能力が必要

  • 中学生や高校生に公民、あるいは現在社会などの授業をする際、その情報に対しリテラシー能力が必要になるだろうなと思い、購入。
    筆者に対しては、『記者クラブ崩壊』などの書籍を通じて存じていた。
    タイトルは、まぁ注目されるように工夫したのだろうな、という感じ。
    なぜ「ウソ」をつくのか、というよりも、そのようになる構図、土壌がどのようになっているのかを説明している。
    著者の主張はこれまで出版されている著作と同じ。
    記者クラブの存在が新聞・テレビでの報道の情報源を均一化させている原因であり、これはもう解体すべきである、ということ。
    また、あらたなツール(ツイッターやフェイスブックなど)により、だれもが「キュレーター」(情報を収集し、選別し、意味づけを与えて、それを皆を共有する人)になりうるという。また、大切なのは情報の「正しさ」よりも「信頼性の度合い」であると説く。
    歴史学においても、持論を展開するに当たって史料を引用するが、この史料の意味や価値等を理解していないと(つまり史料批判できていないと)、論旨が崩れることもある。「信頼性の度合い」とはつまりそういうことなのかなと思う次第。
    また、著者によれば、海外では初等教育の段階でディベート教育が行われており、これにより客観的洞察力が自然と身につくのだそうだ。近年、公民科の授業にも取り入られているディベート。ディベートというと、論をたたかわせるというイメージが先行してしまうが、実際そうではなく、自分も自身の主張とは異なる立場に立って意見を述べることにより、客観的思考を養おうというもの。日本人の社会的土壌にはなかなかそぐわないと思われがちだが、これから社会を担う若者には情報リテラシーとともに有効な教案になるのではないかと愚考する。

  • ジャーナリスト休業宣言をした上杉隆氏の書いた書籍。記者クラブ制度がどれほど良くないものなのか?日本のジャーナリズムは何がおかしいのか?を痛烈に訴えています。
    彼の目指すジャーナリズムは日本で作り上げることが出来るのかを興味深く見守りたいと思います。

  • 記者クラブ問題、いまのメディアの体制には怒りを覚える。特に責任回避。
    しかし全体的にあれが悪い!これが悪いといった批判のみで、読みごたえはなかった。

  • 日頃の活動を通じて、新聞やテレビは真実を述べていないということを分かってはいたが、その真実を述べない理由に迫れた気がする一冊。
    記者クラブって何だよw
    そんな仲良しこよしのお遊戯クラブなんざやめちまえ!
    やはりいろんな視点からの情報は必要だと思う。全社一斉に同じような記事しかないのであれば選びようがない…
    玉石混交であるインターネットに流れていくのも無理ないな。
    おっさんたちはもっとインターネットを使えw

  • 現場記者のメモ上げ、最終記事ができるまでの分業プロセスや政治記事メモのレベルなど具体的に日本のマスコミの取材方法の問題点を知ることができた。

  • マスゴミクズ、記者クラブの腐りきった体質がよくわかる本。

    政府の広報媒体としての機能。

    世界標準のジャーナリズムとはほど遠い存在。

    なぜ、そのような体たらくであるか。

    そのメカニズムがよく解ります。

    著者がトップの「自由報道協会」が日本のメジャーになる日を待ち望んでおります。

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著者プロフィール

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「2018年 『人生から失敗はゼロになる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上杉隆の作品

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