オチケン探偵の事件簿

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569804316

作品紹介・あらすじ

究極のお人好し探偵が、キャンパスで起きる奇怪な事件に挑む。なぜかトラブルに巻き込まれてしまう、落語オンチのオチケン部員・越智健一。ユーモアと落語のウンチクが満載のミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 好きなシリーズなので楽しみました。3作目の本作は中編2作。話の続きがある雰囲気で書いてあるけど、その後続編が出てないのは残念。あまり人気なかったのかな。

  • ・シリーズ三冊目らしいが個人的にはこれが初めて読んだ巻となった。これ以前に何かあったらしいというのはほのめかされていたが、読んでなくても充分楽しめた。
    ・学同院落語研究会に千条学園落語研究部から客演の招待。
    ・敵対関係にある水泳部、水球部双方から落語研究会に持ち込まれた依頼の顛末は?

    ▼簡単なメモ

    【荒井鵬介】千条学園新聞部。
    【池袋園芸場】八百屋。主人が落語好きでこんな名称に。若手落語家の勉強会が開かれる。
    【上竹真理】千条学園落語研究部の女性部員。
    【大久保津/おおくぼ・しん】千条学園落語研究部副部長。部長とは考え方が違うと本人は言っている。
    【越智健一】主人公。通称オチケン。学同院落語研究会部員。人の顔を覚える才能がある。授業出席率三十%以下。頼りないが鋭いところもあり、このお話の探偵役。もっとも岸や中村のお膳立てが残っていてるのだが。
    【学同院落語研究会】名門だが今は、岸、中村、越智の三人しか部員はおらず常に廃部の危機。
    【角宏/かど・ひろし】学同院ラグビー部部長。
    【ガロン&リットル】深夜寄席をやってる酒場。岸も出たりする。
    【岸弥一郎】学同院落語研究会部員。学生落語の実力者。出囃子は「陽の出」。デフォルトでぼーっとしているが何でもわかっていそうなタイプ。
    【霧ヶ峰耕平】学同院水球部部長。
    【鴻上幸介】競泳パンツ一枚で落語研究会の部室を訪れた男。学同院水泳部部長。
    【国分秋吉】落語の名門大学千条学園落語研究部部長。全日本学生落語選手権優勝のためなら手段を選ばない。
    【五月雨家狸/さみだれや・たぬき】竜虎の後輩。竜宮亭紅海月、柳花亭春花の師匠。
    【春華亭竜虎】女性落語家。将来を嘱望されていたが若くして死んだ。千条学園落語研究部出身。後輩に五月雨家狸がいる。
    【千条学園】落語研究会は87人の部員を抱える大所帯で学同院に次いで歴史があり、四年に一度の全日本学生落語選手権で三連覇中。千条ホールという五十人収容のホールを持っている。他校の学生も入部できる。
    【鈴の家池海/すずのや・いけうみ】プロの噺家。礼儀にうるさいらしい。
    【高塚かがり】学同院女子短大二年。落語が好きで三味線の勉強もしている。
    【土屋外喜夫/つちや・ときお】学同院の学生部管理課主任。学生部の総帥と呼ばれている。冷酷だが論理的。
    【出倉弘海/でくら・ひろみ】千条学園落語研究部の女性部員。
    【東京流れ星】なんか一味らしい。中村がかかわっていたらしい。
    【中村】学同院落語研究会部員。二年。ケンカが強いらしい謎の人。すべてを理解して行動しているように見える。
    【七海十三】学同院の学長。
    【花道家春蔵】落語家。入院中。岸の師匠。
    【松の家緑葉/まつのや・りょくは】落語家。若手の有望株。岸のライヴァル。
    【柳花亭春花/りゅうかてい・はるか】竜虎の後輩五月雨家狸の弟子。
    【竜宮亭紅海月/りゅうぐうてい・べにくらげ】竜虎の後輩五月雨家狸の弟子。上方の人。
    【黎明棟】学同院の部室棟のようだ。
    【黎明棟を良くする会】学同院で都市伝説化した謎の組織。中村が所属しているとの噂も。

  • そんなところで続かないでー(T_T)

  • 読みやすい。
    面白い。
    軽い。
    早。
    キャラクターの描写がザックリしていたためか、まるで漫画を読んでいるみたいな軽快さで読み進めることができた。
    野球ものは野球を、サッカーものはサッカーをやりたくなるけど、落語ものの本作で落語をやりたいとは思わなかった。それより、キャンパスライフ〜〜って気持ちになった。
    これはシリーズで読みたい。

  • 落語研究会の三人だけじゃなく出てくる人みんな
    普通の会話がオチのついた喋りになってるのが面白い。
    土屋さんはサイボーグっぽいイメージ。

  • 久しぶりの〈オチケン〉シリーズなので、忘れてしまったこともちらほら。それでも面白く読めた。

    「フロム・ミー・トゥ・ユー」を読んだばかりなせいか、岸さんと我南人がダブった。(雰囲気とかも似てるかも?)
    落語に関しては鋭いのに抜けまくってる岸さんと、神出鬼没正体不明でケンカに強くて人を喰ったような中村さん。2人に振り回されっぱなしの越智だけど、振り回されながらも自分の役割を理解して立ち回ってるし、大物になりそうな気も。土屋さんにも理事長にも立ち向かってるし。
    土屋さんは敵にまわすと恐ろしいけど、味方につけるとかなり頼もしい!

  • 【収録作品】幻の男/高田馬場

  • 2013/11/27
    移動中

  • 設定がうろ覚え。

  • あ~3冊目だったのか。道理でいきなり話が始まったなと思った。

    落語好きだし、落語がモチーフのミステリーは多いけどこれはあまり入り込めなかった。
    わりと一気に読めたけど楽しくないので、その前2冊も続編ももういいかな。

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著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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