- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575154153
作品紹介・あらすじ
長時間労働、暴言、鬱病、過労死…労働者を食い潰す先端業界。いったい何が起こっているのか?隠されてきた企業の暗部が今、明らかに!
感想・レビュー・書評
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IT企業だけでなく、ブラック企業と言われる企業の性格が書かれた本。意識高い系の若手に社内企業をさせて社長にして被雇用者でないようにすれば、際限なく働かせることができるなどの手法が述べられている。この本では、ITベンチャーで儲けられるのはほんの少数であるとし、それ以外ならば、大企業で目の前の仕事をしっかりやることを勧めている。大企業の方が制度が整備されており、比較的、うつ等から自分を守ることができる体。また、日本には、欧米のような転職でスキルを伸ばすことなどが合わないという。欧米では、職能での労働組合があり、給与・待遇などの交渉を行っている一方、日本は企業単位の労働組合が基本である。だから、職能を伸ばす下地や交渉して待遇を改善していくチララも弱いという。自分の将来を考える上で参考になる意見だった。
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リクルートはブラックじゃないってのと、江副さんはすごいってのだけは分かった。
タイトルと内容ズレてる感じがするし、対談の内容もヒドいし、読む価値ないと思う。 -
この二人はかつては意識が高かったに違いない。意識が高い人のよくないところは結局みんなと違うことをしているようで同じことをしていることなんだろうなと思う。
ITの階層は入社時点で決まるということは知らなかった、なるほど。 -
外資系のIT企業は製品が標準化されており、日本のように顧客ごとに1つひとつ完全にカスタマイズするわけではにので、業務時間もコントロールしやすい。
常に技術や環境が変わるので学び続けなければならない。
IT企業=ブラックではない。 -
ノマドは下流。
”意識高い系”の人たちの、ブームに踊らされている感への警告。
ビジネスの流行のブームに乗る前に、一つ考えることが
必要なことを教えてくれます。
今こそ「しょせん仕事なんだ」のマインドを持つべし、これは
一部である過労死、仕事以外のことも見つけなさいということの
示唆ですが、何気に大事な言葉だ。 -
IT業界の開発部門の場合はプロジェクトがデスマ状態になった場合長時間残業になるし、運用部門の場合何かシステムトラブルがあると休日であろうが関係なく対応しなければならない。この本ではそんなIT企業はブラック企業が多いというが、私が勤めている会社は幸いコンプライアンスを守っているので長期間にわたり残業が続くというのはないというのは恵まれたケースなのだろう。IT企業が即ちブラック企業というわけでもないしブラック企業はIT企業だけということでもない。また著者は本当にIT企業を知っているのかという記述も散見された。
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いわゆるブラック企業、とくにITの分野で、「ブラック化」しがちな働き方について解説されている本。序盤から暗い話が続き夢も希望もない感じです。
働き方については考えさせられました。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4527106.html