告白

著者 : 湊かなえ

• 双葉社 (2008年8月5日発売)

感想・レビュー・書評

[Aℹ︎コさんの感想 · 2020年2月5日]

怖かった

[kenjibookさんの感想 · 2014年2月18日]

怖っ。。。

[りょうたさんの感想 · 2013年3月8日]

怖い！
じわじわと来る恐怖がゆっくり襲ってくる。
しかし、読み始めたらぐいぐいと引き寄せられるように没頭し
一気に読破しました。
でも読後感は最悪です。
各章すべて時系列で重なりつつ、
少しずつ先に進んでいく感じが毎回の告白を際立たせていますね。
それぞれの告白にはみな、エェッ！という内容が盛り込まれていて、
この世界に引き込まれました。
そしてエンディング…
渡辺の生い立ちには同情の余地がありますが、
幼い命を奪う権利はないと思いました。

[あほーどりさんの感想 · 2013年2月27日]

担任する生徒に娘を殺された母親、そのクラスの生徒、生徒の母親たちの真意の告白が綴られていく作品。
進むたびに前の告白者の真意をその次の告白者が取り違えていることが読者にだけわかり、ハラハラするような感じ。
現実に真意の取違いというのは、
よくあることであるからこそ引き込まれるのかもしれない。
次は、そして最後はなにを告白されるのか考えながら読んでいると怖かった。
内容は暗く重たいもののはずなのに読みやすかったのが意外だった。
先日新聞で作者と東野圭吾さんの対談を読んでいたら、
作者は「まず映像が頭に浮かびそれを書く」
というようなことを言っていたので、
それが読みやすさにつながっているのかもしれないと感じた。

[まめねこさんの感想 · 2013年2月12日]

夕方の、空が暗くなった時間から読み始めるのがオススメって言われて、その通りに読んだら臨場感が半端なかったw
読み終えたとき、思わずそっと本を閉じてしまったw

[うれいさんの感想 · 2013年2月11日]

先生の告白から始まる制裁。それに対する制裁。私的感情。すべてが連鎖した先に迎える事件の結末。
序盤に敷いてあった伏線を後半で一気に回収するとき、鳥肌が立ちました。
思わず「すげー」と叫んでしまうほどに。
詳しい感想はブログに書いていますのでぜひ

http://tellur30.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

[miyu9872さんの感想 · 2013年2月6日]

告白に次ぐ告白が紡ぎだす
究極のエンターテイメント。

起こってしまった事実。
に、それぞれが抱く真実。

無意識に生じる自己防衛。
勝手な他人への解釈。
先行する感情的な思考一一。

推測と誤解と衝動と。
戦慄走るモノローグ・ミステリー。

***
すべての章が、ひとつの事件に関わる人たちの独白(モノローグ)で構成されています。
誰かの側から見た真実も、別の側では形を変える。人の負の部分を極端に引き出した物語。
そういう意味でエンターテイメント性は非常に高く、読者に読ませる力を持っている作品だと思います。
面白かったです。

[蛙子さんの感想 · 2013年1月30日]

バスのなかで読んでいたら、1バス停乗り越してしまった・・・

[imanchuさんの感想 · 2013年1月28日]

人間の狂気の描き方が圧倒的で、とても引き込まれてしまう作品でした。ある事件に関わった何人かの人物の視点で見ていくことが出来ます。一人一人の思惑や行動が複雑に絡み合い、悲しい事件になってしまいます。
事件の全容をやっと捉えた時、ぞっとする人間の狂気を感じます。とても衝撃的な1冊です。

[ratechanさんの感想 · 2013年1月25日]

物凄くおもしろくて一気に読めた。中学校担任の女性教師の子どもがクラスメートに殺されて・・・女性教師の独白から一気にストーリー展開していく。主要な登場人物みながストーリーテラー。テンポが早く、現代の小説なので字が大きくてわかりやすいことばで書いてあり、とても読みやすい小説。読み終えたあと、また一気に読み返した。ほんとうにすごいミステリー。

著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』（『望郷』に収録）で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。