- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575239058
感想・レビュー・書評
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全体的に薄いというか、ラノベっぽい。
桜良の笑い方とか主人公の泣き方とか、いかにもラノベというか漫画っぽくてあんまり得意ではなかった。
話も特記するほど内容がないような…。
主人公の名前もキーワードになるのかと思いきや、全然大したことなくて伏線にもなってなかった。勝手に二葉亭四迷かと思ってたよ。 -
私もタイトルで気になって読み始めたけれど、まず第一にこれだけ話題に上るタイトルを発表できるという点ですごいと思う。本の第一印象は圧倒的にタイトル、そして表紙。爽やかなイラストに不釣り合いのタイトルが、見る人の興味を引く。
開けてみると想像よりライトな文章と軽快なテンポの会話劇。展開はわかりやすいし王道路線で特に変なひっかかりがなく読める読みやすい現代小説の印象。
名前が最後まで出てこないのがなんでだろうと思ってたけど、最後を読んで納得。人との関わりを持って、あの瞬間初めてちゃんと、彼は自分の「名前」と向き合ったのだと思う。
草船に乗って流れていたと思ってたけど、全部自分の意思だったと自覚して動き出すあたりが少年少女の青春劇で良いなあ。
丁度今の春先な季節にぴったりの作品でした。 -
2017年4月6日読了。途中からノンストップで読み切ってしまいました。泣いた泣いた。二人の掛け合いがとても楽しくてリズムよかったのが好印象です。話の流れも青春って感じで甘酸っぱいのがたまりません。途中驚きの展開が待ってますが、ここからがこの作品の山場。主人公の心の成長が著しかったです。デビュー作でこれだけ書けたらすごいなと純粋に感心しました。
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★3.5
偶然、僕が病院で拾った一冊の文庫本。
タイトルは「共病文庫」。
それは、クラスメイトの山内桜良が綴っていた
秘密の日記帳だったーー。
冒頭に彼女葬儀のシーン…。
そこから遡って彼と彼女の物語が始まる。
名前のない僕と、日常のない彼女が出会い
同じ時を過ごし、僕がある想いに気付くまで…。
日記帳には、彼女が膵臓の病気により
もう余命いくばくもないと書かれていて、
タイトルの意味は割と序盤で明らかにされますが、
このタイトルに込められた二人の想いが明かされた時、
胸がギュッとなりました。
病を患う彼女にさえ降りかかった残酷な現実には
そんな…酷い…って思った。
他人に興味を持たずに孤立している僕
他の人から見ると、暗くて地味な僕が
彼女と過ごすうちに沢山の事を学んで変わっていく。
他人と心を通わせる事で初めて生きてると感じ
変わっていく姿が、とっても良かった。
彼女亡き後も、彼女みたいな人になる事を選び
人を認められる人間に。人を愛せる人間になる努力をしてた。
読了感は爽やかでした。
ただ、帯の様には涙・涙にはならなかった…。 -
余命いくばくもないクラスメイトと、僕の物語。
冗談やユーモアのある、ふたりの掛け合いが楽しい。
ノリがラノベっぽい。
地名やゲーム名をあえて書かなかったり、僕の名前を置き換えたり、固有名詞を避けることで、独特の雰囲気を作り上げている。
桜良と僕の関係性が、甘酸っぱく、ほほえましい。 -
最初はタイトルみてミステリーだと早合点して読みだしたら…ラストは涙でなみだで…
本当に泣きました。
ぜひ〜 -
読んだのは数回目で映画を見てから改めて読む。
桜良と"僕"の関係が言葉じゃ表せないくらいのもので、タイトルにも納得。お互いの気持ちがこの一言に詰まってるんだな、、と。
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2022/03/03
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Peachさん
余命10年ですね!
実は私も読んだことがあるんです。
あれはもう、タオルなしでは読むことができない作品ですよね。
...Peachさん
余命10年ですね!
実は私も読んだことがあるんです。
あれはもう、タオルなしでは読むことができない作品ですよね。
いつかこのことについて語り合えたら嬉しいです(笑)2022/07/24
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