- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575240078
感想・レビュー・書評
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2022/2/18
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おしぼんボード「思わず”ジャケ借り”したくなる本」
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最初の数ページを読んでファンタジーか、
と思ってからずっと積読のまま。
読み切ってしまおうと数年ぶりに本を開いてみたら途中から読む手が止まらない。
学生時代のコミュニティの狭さや自分の立ち位置の不安定さはその頃特有のもののくせに逃げ場が見つけられない。未来も分からない。
学生だった頃の彼彼女たちだって多分同じ感情を持っていたのだと今なら分かるのに。 -
途中から先、が気になっ、て一気に読了した。
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初めの方は難しくて飽きやすい書き方だったので、読みづらかったです。
それがしばらく続いて、読むのがしんどかった日々が続きました。
しかし、7割ほど読み終わってから、急に話が走り始めてドンドンのめり込んでいきました。
住野よるさんの作品をそれほどたくさん読んでないけど、こんなに色々なメッセージが入っている作品を初めて読みました。
ただのミステリーだと思っていたんだけど。
イジメを題材にして書いたこの作品は解釈がすごく難しく、読みづらいのが当たり前でした。
イジメの構図をしっかりと理解し、いじめられてる方の立場を描かないとならないから大変です。
ただ、主人公は「無関心」って立場なんだけど、結局これも悪なんだし、先生だって知ってても根が深そうなヤツは触れないってときもあるって感じさせられました。
中学生の頃のことを思い出し、後悔の念と反省の念が沸々と蘇らえさせられ、変な感じが残りました。
ただ、読んで良かったと思ったけど、読みづらさが勝って、みんなに読んでもらえない作品になりそうだなって思いました。
残念だけど。。。 -
中学生のいじめに関する話なのだが、比喩や抽象的な表現が多く難しい。夜にバケモノになるのは何故?と思いながら読み、最後まで男の子がいじめられっ子で不登校になっているのかな?と思っていたが、最後の最後に彼はいじめの傍観者であって、そのことで苦しんでいる。加害者は女の子の方だと気づく。傍観者の苦しみとバケモノが繋がっているのかな。
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最後まで説明しきれてないからこそ、読者が考える時間を与えられてる感じだった。
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住野よるさんの中ではちょっと苦手…かも。