- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575240078
感想・レビュー・書評
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夜になるとばけものに変化してしまう男子高校生と、クラスから完全に浮いている女子が過ごす「夜休み」。
なんだか少し不安定な2人の、夜だけの邂逅は昼間には表に出せないいろんな思いをため込んだ2人にとって自分を見つける大切な時間。醜い身体になってしまう僕と誰からも見えない存在として接せられる彼女が、暗闇から自分の力で光の中へと出て来るラストは周りの目を過剰に意識して生きている今の子どもたちにとって勇気の書となるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クラスの同調圧力は恐ろしいと改めて感じました。主人公たちの生活が平穏なものであることを望みます。
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安達くんの割り切れない優しさが辛い
このあとどうなるんだろうね、正しいことなはずなのに辛いなぁ
優しくて怖がりだからこそ1番の卑怯者、ばけものだと思っちゃうんだよね
学生時代こういう葛藤があったな、と思い出した
読んでよかった -
中学生とかの、クラスの雰囲気とかを気にする感じが懐かしい。とはいえここまではひどいなって思ってなんか胸糞悪さが出てきちゃった。
なんか、住野よるの作品は、優しいキャラクターがとても魅力的なんだけど、ネガティブなキャラクターの行動に悲しくなったりもしてしまうから複雑。 -
【書評】産経新聞ビブリオエッセー欄
https://www.sankei.com/article/20230316-M52D64F4NNICHKM3QIZQF3XNRM/ -
ファンタジーかと思いきやクラスのいじめの話
1人を悪者にしてできる仲間意識とその意識から外れると手のひら返したかのように自分が悪者になる
自分が悪者にならない為には自分の思う正しい行動より仲間意識の中での正しい行動を取らなければいけない
主人公のその葛藤がよく伝わったし分かるなとも思った。結局全ての事実が説明されてないけど言わんとしてることは伝わったしまた忘れた頃に読みたいな