- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575306682
感想・レビュー・書評
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活動家「家入一真」さんの著書。
家入一真さんが新しい形の選挙活動をし、その選挙を終えて、これからの社会に何が必要でどうするのか。
前半は彼自身のこれまでの活動を、後半はこれからの活動とタイトルの「ぼくら」の意味とこれから考えてほしいこと。
ぼくらは何ができるのかと考えさせられる本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルこそ「つくりかた」となっているけど、未来をどう作っていくのか指南するではなく、一緒に「未来のつくりかた」を考えていこうよ、と呼びかける、そんな感じの内容でした。家入さんが都知事になったら、東京は面白かっただろうな〜って、やっぱり思いました。
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“変えたい”という言葉を使ってしまうと、
“変えたくない”という人がいるから、
“アップデートしていく”という考え方。
今あるものをよりよくしていく、ということ。 -
都知事選出馬と落選を経た、今の家入一真がわかる本。「中身がない」「ノリで出るな」と言われた選挙戦で実は何をまなざしていたのか。そして、今どんな未来をまなざしているのか。読みやすく、わかりやすく、深い。
家入一真はわからん!と言う人にこそ読んでほしい。そして、家入一真を知ってほしい。
家入さん、会いたいです。 -
自分がそれをやる必然性があるのか…
何かを「やろう」と思ったあとに必要なものが見えてくるし、手さぐりしながらそれを進めていくうちに自然と人も集まってきてくれる。
『マトリックス』のモーフィアスの話題から…「仮想現実の世界で目覚め、本当の人生を生きるのか」の選択を迫る。彼は決して「これが正しいのだ」とは押し付けない。「なにを選ぶかはお前次第だ」とだけ言って、あくまで選択肢だけを提示する。ぼくの生き方は、そのモーフィアスのようなものだと思う。
水に投げた小石は小さな波紋を作り、それが徐々に水面いっぱいに拡がっていく。ぼくは、あくまで小石という「きっかけ」を投げる人だ。
自分自身をきちんと自分の「居場所」にしてあげること。それが、やさしい社会への近道なんじゃないだろうか。そうしてからでなければ、他者を受け入れることも不可能だし、他者も自分を承認などしてくれないはずだ。
「自分は自分」という孤島から、ゆっくり広いつながりのある「居場所」へ。しかも、義務感ではなく、楽しんで。
すべてらの壁を無効にして、その向こうにあるもっといい景色をみんなで見たい。
この世には変化のスイッチが無数に隠れている。そのスイッチがどこにあるかは、自分自身を含めて誰にもわからないようになっている。だけど、半径数メートルの距離にあるものを大事にして、手探りでも自分のペースで動いていれば、どこかでそのスイッチに触れることができるはず。
今すぐに世界を変える必要なんてない。一人ひとりが自分の目の前にある半径数メートルの空間を認めて受け入れ、それを心地いいものにしていけば、そのささいな積み重ねが、いつしか未来になっていく。
(本文引用)