エンジェルボール2 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517859

感想・レビュー・書評

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  • シリーズものの第2巻。
    エンジェルボールを武器にカープのクローザーとなった寺谷和章だが、交流戦のマリーンズ戦で「悪魔のバット」の異名を持つ早野薫にサヨナラホームランを打たれる。
    初セーブを挙げたヒーローインタビューで大地、大河の二人の息子に語りかけるシーンは感動的だった。ライバルとして登場してきた早野の今後も非常に気になる。早く続きを読みたい。

  • 野球と魔法って相性がいいと思う。そして野球とおじさんも相性がいい。
    つまり野球と魔法とおじさんが三つ巴でやってきたら、そりゃもう無敵でしょう。
    ってことで、無敵の野球小説誕生ってことですわ。
    最初、新人作家なのにいきなり文庫4冊まとめてデビューってきいて、こりゃまた双葉社さん大盤振る舞いだねぇ、けど、大丈夫か?って思いました。思いますよ、そりゃ。
    でも2冊読んで、全くの杞憂だったと思い知らされましたよ。いやほんと。
    もともと登場人物たちが方言でしゃべる小説が好きだし、けなげな兄弟が出てくるのも好物だってこともあるけれど、その好みの問題を差し引いて、しかも野球に詳しくない、ってところを考慮しても、これは大満足間違いなしの小説でしょう。まぁ、まだ最初の2巻なので、いきなり出て来た「宿敵」とどうからんで残り2巻を引っ張って行ってくれるのかわかりませんが、続きが気になる小説ってことでは大成功じゃないでしょうか。
    さてさて、どうなる42歳!!

  • 天使の次は悪魔まで出てきた(笑)。けど、続きが気になる!

  • 第三章(ファーム;三度目のマウンド)
    第四章(魔球ワーニングボール;セパ交流戦;ゆらぎ)
    第五章(千葉ロッテマリーンズ;天使と悪魔;光と影)
    第六章(瀬戸の海;広島市民球場)

    著者:飛騨俊吾(1964-、横浜市、小説家)

  • 2018/7 1冊目(2018年通算104冊目)。一時的に投げられなくなったエンジェルボールを取り戻し、一軍で活躍する和章。どんどん注目を浴びる中、天才スラッガー早野薫との対決が実現。冷血漢だと思われた早野にも、複雑な事情があったことを知る和章は、親近感を覚えるという所が話の筋。対決のシーンが多く、読んでいる方もテンションが上がる。そんな中、色々な人物にスポットライトが浴び、それぞれの事情が明かされ、親近感を覚える。人間ドラマとして面白い。続きも読んでいきたいと思う。

  • バツイチ子持ち42歳の広島のおじさんが、カープにルーキーとして突然現れ、エンジェルボールという剛速球を投げ24年ぶりのリーグ優勝へとチームを導く。
    そんなあほなという展開も野球小説、青春小説、家族ものをぎっしりちりばめながら予想外に楽しめる。現実のカープは今年25年ぶりのリーグ優勝をとげ、小説と現実がシンクロしてカープファン、広島に住むものをわくわくさせる4冊だった。

  • 和章が事故に遭って剛速球の能力を手に入れてから大活躍をするようなり、息子たちの喜んでいる様子にほっこりしました。また、ライバル的存在の早野とザビとの出会いもあり、最後は記者が2人の話している様子を写真にして記事にしようとしているところで終わったので、次が気になります。

  • タツとの交流が印象的な2冊目。何よりも、「悪魔のバット」早野の登場!敵なのに何故か憎めない人物。もっと早野の事が知りたい!そして、この先どうなるの!?気になるラストは波乱の予感も…ますます次巻に期待が高まります!

  • 確かに独りだけ超能力だったらズルイわなぁ・・・と思ってたら、悪魔と契約したライバルの出現。
    しかも、ライバルとこっそり会っているところを目撃されるに至って、幸せを掴みかけた家族にまたまた予測不安の成り行きです。

    こりゃ、休みなしで最終巻までいきそうだ・・・

    (2015/12/22)

  • なかなか面白い展開になってきましたね。悪魔と契約を結んだライバルが登場し、そのライバルが私がファンである千葉ロッテマリーンズの選手であるというのが複雑な心境ではありますが、千葉ロッテがパ・リーグの雄であるという設定に、フィクションではありながら、現実の世界もこれであればいいのにと思ってしまうのでした。
    でも主人公の中年ストッパー寺谷という人間像に、どんどん惹かれていくのでした。
    この先の展開も楽しみですね!

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