自薦 THE どんでん返し (双葉文庫)

  • 双葉社
3.11
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本棚登録 : 901
感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575518931

作品紹介・あらすじ

十七歳年下の女性と結婚した助教授。妻が恐るべき運命を告白する…。ベストセラーを目指せと、編集長にたきつけられた作家はどこへ…。完璧なアリバイがあるのに、自分が犯人と供述する女子高生の目的は…。貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明だ…。推理作家が、猟奇殺人の動機を解明すべく頼った人物とは…。独身の資産家を訪ねた甥。その甥には完全犯罪の計画があった…。六つのどんでん返しが、あなたを虜にする。

感想・レビュー・書評

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  • 綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉のあっと驚くどんでん返しの短編集。驚き方はそれぞれだが、まあ工夫されている。綾辻行人の「再生」は既に読んだものだったが、これは秀逸。うわーそう来たかという終わり方だ。貫井、東川のは、もうひとひねり欲しいところだ。

  • 再生・蝶番が印象的
    ☆再生(綾辻)グロいホラー
    書く機械(有栖)缶詰状態作家
    アリバイ(西澤)自供アリバイあり
    ☆蝶番(貫井)読後感,唖然
    カニバリズム(法月)動機謎
    藤枝邸(東川)密室

  • 綾辻行人と東川篤哉は面白かった。法月綸太郎は苦手分野なのでパス。あとはまあまあ。

  • どの作品も個性たっぷりです。

    「再生」は綾辻先生の好きそうなホラーだなってにんまりした。私が読んでもそんなに怖くないホラー。
    有栖川さんの「書く機械」はどんな機械なんだろうと興味津々で読んだ。読み終わって、東野さんが使ってますと言えば信じてしまうかもとか失礼な事を考えた。すみません。
    西澤さんの「アリバイ…」と貫井さんの「蝶番の問題」は推理小説らしい作品だった。読者に挑戦している感じ。受けて立つ!とかっこよく言えないけど。
    法月さんの「カニバリズム小論」読んだ事あるなぁ、読んでいって少しずつ記憶が蘇るごとに気持ちが悪くなっていって最後はそうやったぁ……。
    東川さんの「藤枝邸の…」東川作品の軽いノリが推理小説としてちょっとどうなんって思いつつ、いつもゲラゲラ笑ってしまう。鵜飼探偵恐るべし。

  • 綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉『自薦 THE どんでん返し』双葉文庫。

    6人の作家による6編収録のミステリー・アンソロジー。このアンソロジーが刊行された時に6人の作家のうち貫井徳郎以外の5人は余り読まない作家だったので、敢えて購入しなかったということを覚えている。古本屋の100円本ならと手に取ってみた。

    綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎の短編がまあまあ面白かった。

    綾辻行人『再生』。ホラー短編。微かに記憶があると思ったら『眼球綺譚』に収録されていた1編。首の無い状態で揺り椅子に座る若い女性を目の前にして、ひたすらあることが起きるのを待ち続ける主人公。そういうどんでん返しだったか。綾辻行人は大昔に何冊か読んでいる。★★★★

    有栖川有栖『書く機械』。ベストセラーを目指せと編集長に発破を掛けられた新人作家は嫌々ながらも短期間での執筆に同意するが、次第に『書く機械』に魅了され、自ら進んで『書く機械』へと変貌してしまう。どんでん返し的な展開は弱い。有名な作家だが、有栖川有栖という奇妙なふざけたような筆名に読む気にならなかった作家。★★★★

    西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』。西澤保彦も何冊か読んでいる。明確なアリバイがあるにも関わらず殺人を自供する女子高生。その理由に終始するストーリーには面白味は無い。★★

    貫井徳郎『蝶番の問題』。貫井徳郎はかなり読んでいる。貸別荘で発見された五つの死体。全員死亡しているため、誰が犯人で誰が被害者なのか不明。ノートパソコンの中に残された手記から犯人を特定しようとするが……今一つの捻りかな。★★★

    法月綸太郎『カニバリズム小論』。法月綸太郎は何冊か読んでいるが、好みではない。著者が実名で小説の中に登場することにどうしても拒否反応を示してしまうのだ。物語の主人公が猟奇殺人の動機を解明すべく、法月綸太郎に頼る。大どんでん返しはラストの1行。★★★★

    東川篤哉『藤枝邸の完全なる密室』。東川篤哉は読んだことが無い。独身の資産家の遺産を独り占め指しようと甥が完全犯罪を目論むが……どんでん返しは何処だ。★★

    本体価格583円(古本100円)
    ★★★

  • 綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉という、めちゃめちゃ豪華なミステリ作家たちによる短編集。
    ストーリーとして好きなのは有栖川有栖の作品、ミステリとして好きなのは西澤保彦の作品だった。
    収められている作品は、ミステリという枠にとらわれない作品ばかりだが、その著者の作風には見合っている気がする。
    もしこれらの作家の中で気になっている方がいれば、その入門編という形で読んでみてもいいかもしれなき。
    ただ、どの作家も、長編になると一気に癖のある作品を書かれるような、そんな方々ばかりのような気がするが。

  • 2024.03.02
    いろんなパターンのどんでん返し短編。面白いものと私の脳で理解できないものと。お気に入りは東川篤哉さん『藤枝邸の完全なる密室』。こういうミステリーもありなんだ!と衝撃を受けたのと、間の抜けた雰囲気の中が面白かった。

  • とんでもない豪華ラインナップで好きな作家も多いのですが、寡作の作家ばっかりなので、既読の作品も多くなるのはしょうがないですかね。

    綾辻行人さん・『再生』
    新本格の祖の短編がいきなりホラーでがっかり。まあドンデン返しといえばそうだけど、なんだか笑っちゃうシュールな落ち。

    有栖川有栖さん・『書く機械』
    ベストセラー作家製造の秘密。面白いけどこれどんでん返しじゃないのでは。

    西澤保彦さん・『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
    アリバイがあるのに犯行を認める女生徒のホワイダニット。これは面白いんだけど再読でした。

    貫井徳郎さん・『蝶番の問題』
    五つの死体と残された手記からの犯人当て。手記といえばアレです。地味な話ですが、テーマには一番しっくりきた

    法月綸太郎さん・『カニバリズム小論』
    これも再読。まったくはまらなかった。論文です。

    東川篤哉さん・『藤枝邸の完全なる密室』
    倒述もの。犯人も探偵もグッダグッダで楽しい。シンプルでわかりやすい結末と密室トリックへのアンチテーゼ。

  • 綾辻行人「再生」、有栖川有栖「書く機械」、西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」、貫井徳郎「蝶番の問題」、法月綸太郎「カニバリズム小論」、東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

    貫井徳郎「蝶番の問題」が一番ひねりが効いていて面白かった。
    法月綸太郎「カニバリズム小論」カニバリズムはともかく、どんでん返しという点で面白かった。
    (図書館)

  • 綾辻行人「再生」既読。わりと好き。
    有栖川有栖「書く機械」どんでん返し…なのか?ギャグっぽい。
    西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」既読。さすが西澤さん!後味が悪い!
    貫井徳郎「蝶番の問題」わりと好き。
    法月綸太郎「カニバリズム小論」ホワイダニットは嫌いじゃないけど、このオチは、うーん…そんなに意外でもなかった。
    東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」既読。

  • 有名ミステリ作家が自分の作品から『どんでん返し』な話を選び、それを集めた作品集。短編ばかりなので読みやすいです。でも先に「どんでん返し」って銘打たれてしまうと、楽しみ半減しちゃうんじゃあ…?とも思いましたがどう返されるかを楽しみながら読むのもいいか。

  • 錚々たるメンツのどんでん返しがテーマのアンソロジー。
    「再生」「カニバリズム小論」と「蝶番の問題」は既読でした。
    過剰に期待して読んだけど、これどんでん返しなの…??というのが多かった気がする。私の期待するようなどんでん返しをやってくれたのは「カニバリズム小論」だけだったかも。普通のミステリアンソロジーとしては十分楽しめました。それぞれの収録本が読みたくなった。

  • 粒ぞろいの1冊。
    なんて豪華な執筆陣。(敬称略(笑))
    ・綾辻行人「再生」
    ホラーは苦手で、ちょっと気持ち悪いところもあったのだけど、ラストのくるり、は本当にお見事。綾辻先生のどんでん返しは、どれも絶品。(あ、どんでん返しがないのも大好きなのは言うまでもなく。)
    ・有栖川有栖「書く機械」
    こんな編集者はいやだーーーと思いながら読んでいたら、あらららら。機械が書いた小説は遠慮したいなー。
    ・西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    ユーモラスな流れに油断したー。怖いよー。
    でも、そんな風に追い詰められた故だと思うと、、、
    ・法月綸太郎「カニバリズム小論」
    綸太郎が彼を訪ねた理由に衝撃。
    そりゃ、明るい顔になんてなれないよね。
    ・東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」
    大好きな烏賊川市もの。
    彼らにかかわってしまった犯人さんはお気の毒(笑)
    あんな探偵にトリックを見破られたらダメージは2倍増し?(笑)

  • 好きな作家さんばかりなので、期待して読んでみたものの…これはどんでん返しなのか…?
    確かに、どんでん返しではあるかもしれないけれどもタイトルからの期待値が高すぎて、消化不良な感じ。
    それぞれの短編は良作ばかりだし、どんでん返しものだと思わなければ十分楽しめるけどね。
    綾辻さんの「再生」はホラーだったね。どんでん返しといえば綾辻さんのイメージなので、ミステリーで読みたかったな。
    個人的には貫井徳郎さんの「蝶番の問題」と東川篤哉さんの「藤枝市の完全なる密室」が好みでした。
    特に、法月さんの「カニバリズム小論」がほぼ論文で、後味もあまりよくなかったので、それからの東川さんの軽いタッチと犯人と探偵の会話が楽しくて笑わせてもらいました。

  • 6編のうち半分は別のアンソロジーで読んだことあったので残念。でも西澤保彦(再読)と貫井徳郎のはどんでん返し振りを楽しめた。

  • 最初からどんでん返しが用意されていることは
    分かっているので、その部分は期待するところではなく
    どういうどんでん返しになるのか、
    それよりも途中で語られている何気ない描写に
    その時きづくことができたか、なども楽しめる。
    推理ものとおもって読み始めたら
    いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
    もちろん謎解き、コンパクトながらも
    ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。

  • こんなタイトルだったらやっぱり買ってしまうのですよね!!1
    しかも自薦!!1

    あまりアンソロジーは読んだことないのですが、ついつい買ってしまったのです
    取り敢えず、どんでん返された順位を付けてみようと
    最初から読んで見たのでした


    綾辻行人『再生』
    ホラーと言うか、何と言うか
    ミステリと言うよりは世にも奇妙な物語的な。
    最後にどんでん返されるのかな?と思っていたのですが
    あんな良い所にフラグが……!11
    デスヨネー。そうなるのですよねー……と、ニヤニヤしてしまう感じ。
    最初に読んだし取りあえず6本中4位。
    これが基準になるのかな……?と思ったら大間違い。


    有栖川有栖『書く機械』
    あれ?……まさか…あれれ?読んだっけ……?
    と何となく思い当たるお話だったのです
    以前の短編集にあったお話だったのですね
    火村でも、江神さんでもなかったのです(ザンネン)

    ところでこの話、どんでん返しなのですか?
    と言う事で6位。


    西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
    フツーにこのシリーズで長編が読みたいな……と思ってしまったのは、きっと前半の主人公の長いお話(設定)が面白かったからなのでしょうね。
    主人公が気付かなかった「あれ?どこかで……」的な関係は、恐らく速攻読者は頭に浮かんでしまうので展開はそんなにどんでん返されなかったのですが
    主人公とヒロインの後半、思考の進み方が小気味良くてあっと言う間に読んでしまったのでした。4位。と言う事で綾辻は5位。


    貫井徳郎『蝶番の問題』
    貫井は暗い感じのお話しか読んだことなかったのですけど、クローズドサークル。劇団員の5人。嵐の山荘。全員の死体。そして手記が発見。
    やばい。やばいのですよ。もう心が躍るのです。
    何がとは言えなかったのですが、ちゃんと伏線も新本格な要素も楽しめて面白かったのです。
    貫井のこう言うの、もっと読みたい……!!1勿論1位。


    法月綸太郎『カニバリズム小論』
    探偵法月シリーズが読めると思っていなかったので、かなり得した気分。
    しかも珍しい法月探偵のお友達の視点。
    短編に丁度良い後味の悪さと気持ち悪さだったのです。
    これで長編は……誰か書いてそうなのですが。
    ミステリと言うよりも、心理を探る。そんなお話だったのでした。3位。


    東川篤哉『藤枝邸の完全なる密室』
    今まで読んだことのある本では、どちらかと言うと大衆作家(赤川次郎系)なイメージなのです。
    犯人視点での心理描写がdkdkして読めるのです。
    筆圧で流れを持っていく。そんなスピーディで加速する追い込まれ感が面白かったのですね。2位。



    読んだ本が多い程、あああ。らしい……!!1と思ってしまうお話ばかりだったのでした。
    有栖川有栖は除く。

  • 6人の作家さんによるどんでん返し

    綾辻行人:再生
    有栖川有栖:書く機械
    西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
    貫井徳郎:蝶番の問題
    法月綸太郎:カニバリズム小論
    東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室

    気分転換や脳みそをリセットする為にちょうどいいのが
    アンソロジーだと思ってます。
    新しい作家さん発掘にもなりますしね。
    今回はたまたま全員体験済み作家さんでしたが
    西澤保彦氏のアリバイ・ジ・アンビバレンスが
    心臓をギュっとさせられました。

  • ミステリーを楽しみたい、という人にオススメかなと思います。
    どんでん返しと分かっていながらでも楽しめますよ。
    ただ有名な作者の作品が集まってるので、本格ミステリーが好きな人には既読の内容はいくつかあるかもしれません。
    個人的には法月綸太郎さんの作品がいい意味でも悪い意味でも印象的でした。

  • 作者自身が推薦した、どんでん返しの短編達。

    6人の作者の、どんでん返しばかりの話でしたが
    読んだ事があるものもあり、ないものもあり。
    どちらにせよ、確かにどんでん返しばかり、でした。
    一番最初の話だけは、想像すると怖いものがありますが。

  • 大好きな作家さんばかりの「どんでん返し」短編集。
    お馴染みのキャラクターが登場したり、既読作品もあったけど、さらっと読めるので悪くない。
    いちばん好きなのは「蝶番の問題」。
    面白かったのは「藤枝邸の完全なる密室」。


  • 2019年9月23日読了。結末で読者の思い込みをひっくり返す、どんでん返しのミステリ短編を著者の自薦により選んだというアンソロジー。薄い本だしそれなりの期待で読んでみたが、それなりだった。綾辻行人の短編はさすがに独自のグロさと不気味な語り口に楽しめたが、他の作品はミステリ的な面白みも肝心の「どんでん返され」もいまいち不発な印象…。唯一、東川篤哉の短編は読んでいる間はそうでもないが読み終わってから、「あ、なるほどそういうトリックね…悪くないね…」と面白みを感じた、が。

  • 作家買いしてしまうほどの好き作家さんばかりなので、もちろんほとんどが既読でした。でも意外と十数年ぶりに読んでオチを忘れているものもあってとても楽しめました。貫井さんの「蝶番の問題」は読者チャレンジ型懸賞ミステリだったそうで違和感があって途中読み返しても全くわからなかった私としてはこんなのがわかる人が1パーセントもいるのか!と驚きました。ストーリーとして好きなのは有栖川さん西澤さん。流石上手い、と思うのは綾辻さん法月さん。東川さんのラスト一行は思わず笑みが…さすが鵜飼探偵。

  • 綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。

    特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。

    ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。

  • 綾辻行人 再生 星4
    生まれ変わったら、そっちかーというどんでん返し

    有栖川有栖 書く機械ライティングマシン 星3.8
    どんでん返しとしては、あまり感じなかった。こういう作家さんいるのかな。

    西澤保彦 アリバイ・ジ・アンビバレンス 星3.0
    めんどくさい名前をつけた話は嫌いなもので。でも、高校生の謎解きストーリー自体は好きだった。名前をもう少しわかりやすいものにしてくれたなら、それだけで3.5超えなのに

    貫井徳郎 蝶番の問題 星3.5
    蝶番に仕掛けたことの意味はよくわからない。でも、この人たちの劇ってどういう感じなのかな?それはそれとして、どんでん返しとしては、そっちに行くのか〜と、うまく騙されてしまった。


    法月綸太郎 カニバリズム小論 星1.5
    ダメ。こっち系苦手。カニバリズムについての説明を目で追うのも大変。教科書を読まされてるみたい。

    東川篤哉 藤枝邸の完全なる密室 星4
    綺麗にスッキリ読ませてくれる。まさかの犯人が仕掛けたトリックに気づかない探偵がいるなんてー

    アンソロジーなので、今まで手を出さなかった作家さんのも読めてよかったけど、二度と手を出さないだろう作家さんもよくわかったよ。

  • 6名の作家さんが最後に「どんでん返し」のある話をそれぞれの形で書いている。
    作家さんそれぞれの作風が出ていて面白かった。
    中でも印象的だったのが貫井徳郎さんの話。
    貫井さんの別小説「被害者は誰?」の中に出てくる吉祥院先輩と桂島とのコンビが出てきたので面白く読めました。
    もう一つ印象に残ったのは法月綸太郎さん話
    もう最初から気持ち悪さ全開で最後までまともに読めなかった。
    この本のパート2も積読していますがこのように気持ち悪さ100倍の作品があったらちょっと躊躇してしまう。
    早速読んでみよう。

  • 綾辻行人、有栖川有栖、西澤康彦、貫井徳郎、法月倫太郎、東川篤哉、の6人の短編集。
    ホラー、ブラックユーモア、異常犯罪、密室トリック、学園事件等々、、、

    著者が、自薦する小説であるが、ホラー、カニバリズムは、余り好きになれない。

    どんでん返しの趣向には、なるほど!と、思うものばかりだったけど。

  • 綾辻行人さん、有栖川有栖さん、西澤保彦さん、貫井徳郎さん、法月綸太郎さん、東川篤哉さんが、本のタイトルにもなっているように、それぞれ自薦のどんでん返しとなっている内容の短編集です。
    半分ぐらい、すでに読んでいた作品のため、★3としていますが、未読だったらもう少し高評価を付けていたと思います。

    全篇ミステリーというわけではなく、サスペンスホラー的な作品もあるため、それを踏まえて読んだ方が良いかと思います。

  • 短編集で、一人じゃない。
    幕の内弁当

  • 図書館より。

    久しぶりにしっかりガッツリしたミステリを読んだ気分。そうそう、昔はこういう作品が好きで読みまくっていた。
    綾辻氏然り、有栖川氏然り。どの作者様も見知っていた方々なので、楽しくそして懐かしく読了。

    子供ができてから、正直殺人モノが読めなくなっていたけど、短編なら読めるかな?ご馳走さまでした!

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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