あの頃の想いと優しい夏休み-京都寺町三条のホームズ(11) (双葉文庫)
- 双葉社 (2019年1月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575521818
感想・レビュー・書評
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2022.08.21
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葵と清貴の仲がいいシーンがとても良かった
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登場人物が、時を経るにしたがって成長してく小説って、よく考えてみたら、そんなにたくさんは無いかもしれません。これは、その少ない例外の方ですね。でも、その設定によって、物語に面白さが含まれているわけですが。
ところどころ挟まれている、ホームズと葵以外の登場人物のモノローグ的パートが、それぞれの人物がどう思っているのかを示していて面白くもあります。 -
友達の香織の恋の話の進展や円生の本音はいつもと視点が違って面白かった。
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シリーズ11作目。
今回は、今までに出てきた場面を別視点で振り返ったストーリーや、脇役キャラを主人公にしたスピンオフ的なストーリー。本来のミステリー色はほとんどなかったけど、これはこれで楽しく読めました。
香織ちゃんの恋と円生の独白が切なかったです。
円生は今まで悪役的な存在だったけど、これからは違った印象で読めそうです。 -
清貴の最終修行を前に夏休み、裏エピソード集。店長と香織は一時期お付き合いしていたのね。両方の気持ちが分かって切ないな。恋に恋する香織と店長の優しさ、もう少し時間が経ってまた楽しく過ごせるといいな。円生の葵への気持ちはホームズへの嫉妬も絡んでたのね。利休は高校生なのに怖いくらいだな。オーナーは清貴が浮気して振られたと思ってたのね、孫を見る目が酷いな(笑)円生預かっての清貴の探偵はどうなるのか楽しみ。
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短編集といったところ。
今までの幕間を別のキャラクターの視点で振り返った感じかな。この巻を読んだ後に10巻まで読み返すと、また違った感想で読めるかも。 -
物語も終盤、ですね。あと一巻。区切りのために読むことのします。