- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577044247
作品紹介・あらすじ
「ざざ虫」って聞いたことがありますか?長野県の伊那谷でとられて食べられている、虫のことです。虫を食べる!?とびっくりするかもしれません。だけど、この地域の大切な文化なのです。しかし今、このざざ虫の文化が消えてしまうかもしれません。ざざ虫の文化を通して、そこにしかない地域の文化の大切さをつたえます。
感想・レビュー・書評
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ちょっときもちわるくみえるけど、1ぴきためしにたべてみたいです。
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6:0
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ざざ虫は、川をざざ瀬と言い、ざざ瀬に住む虫だからざざ虫という。
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長野県の伊那谷では、昔から「ざざ虫」を食べており、毎年冬になると「ざざ虫漁」が行われている。
川の中で小波が立つ場所を「ざざ瀬」というところから、「ざざ虫」と呼ばれるようになったらしく、トビケラやカワゲラ、ヘビトンボなどの幼虫なんだそうだ。
「ざざ虫漁」のこと、その調理の方法、子どもたちが食べてる様子などが写真にて紹介されていた。
虫などが苦手な人にはなかなかきついかもしれない。
表紙の写真からインパクト大!
(読み聞かせには残念ながら向かないだろう…
でも一部の子は熱中して読むだろうな)
伊那谷だけにある食文化に、とても興味をもちながら読んだ。
「地域ごとにある、そこだけの文化」
「ざざ虫漁」を継承していく人や「ざざ虫」を食べる人も少なくなっているそうだ。
文化の多様性を大事にしていくためにも、価値ある本だと思った。
そして、
伊那谷はおそらく母の故郷の近く。
小さい頃、イナゴの佃煮などを食べさせてもらっていたので、私は多分食べることは平気だろうと思う。
小さい時の経験って大きいな。
娘はかなり抵抗があるらしい…
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虫が苦手なので、読むのには苦戦したけど、残すべき内容の本。
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これは昆虫の本ではなく、食育、もしくは日本の暮らし、の本です。
川のなかにいるいろいろな昆虫の幼虫が“ざざ虫”……。
この地方だけなのだそうですが、これを取って食べるのです。
海老そっくりで美味、だそう……。
気持ち悪い、と思う人がいるかもしれませんが、しゃこだってなまこだってほやだって充分気持ち悪いよ、そう思ってみれば……。
類書はないので買い!ですよ?
2017/09/13 更新