- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577048252
作品紹介・あらすじ
きゅうり…じゃなくて、バナナ! みかん…じゃなくて、トマト! 固定概念を覆す、不思議なたべものの数々。発想の転換力、想像力を育む、新感覚のたべもの写真絵本! 子どもから大人まで、幅広く楽しんでいただけます。
感想・レビュー・書評
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今夏、発売日当日に購入した本。
チョーヒカルさんの絵が好きで、かなり前から予約注文していた。
以来、お話会で四回も読んできている。
・・と偉そうに言えることではない。
実は最初に目を通した時は、さほどの驚きも感動もなかった。ふむふむ・・という程度。
ところが・・・
お話会のサブでこれを読んだ時の、子どもたちの反応の良さにビックリ。
膝でずんずん前ににじり寄って、食い入るように見つめる目。
しまいにはその場で立ち上がり、声を上げてお話に参加してくる。
嬉しさのあまり、ぴょんぴょん跳ねている子もいる。
これはしまった、と正直にそう思った。
何てことだろう。
たまたま少し絵本の世界をかじったからと言って、いつの間にか分析と批評だけの大人になり下がっていたのではないか。
もっともっと子どもの目線で、未知の物事に素直に驚かなきゃダメじゃないか、自分。
恥ずかしさと猛省で、それから何度も何度も読みこんできた。
これからもこの本を開くたびに、あの日のことを思い出すだろう。
目に見えた形で決めつけず、想像の楽しさを味わってみようというコンセプトの写真絵本で、約5分という短さの中に新鮮な驚きがいっぱい。
カバーに描かれたバナナ。しかしそのカバーをめくると現れるバナナは違うバナナ。裏表紙のバナナも、違うバナナ。
しかしその実態は・・と読んでいくと、最後にメイキングの画像が現れてまたまた驚く。子どもたち、ここでガクゼン。最初に見たその表情もまた、忘れがたい。
めくり方や読み方に工夫を凝らしながら、ぜひお楽しみ下さい。
幼児から大人まで。ふむふむ・・って素通りしないでね。 -
この本もフォローしている方のレビューを読んで、是非学校図書館に、と購入して頂きました。
いつも新しい本の世界を教えて下さり、ありがとうございます。
とにかく、着眼点と画力にビックリ。
本物かと思ってしまう。
ページをめくるたびに、「エッ⁉︎」と思わず言ってしまうほど。
個別支援級の先生に紹介したら、いたく感動され、生徒にも大いに受けたようだ。
ブクログの先輩方に今日も感謝。
2020.6.9 -
表紙から凄い! なんでバナナの房にきゅうりが混ざってるの?と思ったら! うわぁー、楽しい! チョーヒカルさんのスゴ技、ため息が出ました。芸術だぁ…。
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これはなかなかうまくできているなあと思いました!バナナがじつはきゅうりだって、意外な感じがおもしろいです^ ^読み聞かせにも(^○^)
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2歳〜。発想、画力がすごい。思考や行動の自由さを、子どもたちに促す何かを期待したくなる作品。
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すごい!!
バナナの皮をむくように、心の皮も一皮むけます。
この本、中学校の図書室に入れます。
きっと昼休みの人気本になると思います。 -
アイスがてになるところがこわかったけどおもしろいです。
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ペイントの美しさに思わず錯覚してしまう。見えてる物がすべてではないと思う一冊。
チョーヒカルさんの絵があまりにルアルで、すぐ読み返したくなります。
一冊で何度も美味しい...
チョーヒカルさんの絵があまりにルアルで、すぐ読み返したくなります。
一冊で何度も美味しい本です・笑
コメントありがとうございます!
いつもmariさんのレビューを楽しく拝見しております。
はい、今日も...
コメントありがとうございます!
いつもmariさんのレビューを楽しく拝見しております。
はい、今日もまた夕方からの読み聞かせでこの本を持参します。
レビューに載せた通りの光景が見られます・笑
ぜひ機会がありましたらご覧ください。
ところで「ビロードのうさぎ」は私も大好きです。
石井桃子さん訳の方も素敵ですよね。
うさぎさんだけでなく、人間だって「ほんもの」になりたいから、
あのお話が切なくても支持されるのでしょうね。