ぼおるぺん古事記 三: 海の巻

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 620
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582287486

感想・レビュー・書評

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  • また初めから続けて読みたい。あと続きも読みたい。

  • 待 っ て ま し た ! 最 終 巻 !

    ニニギ降臨~神代の最後までを収録されています。
    前巻・前々巻と比べて、物語のスケールが大きくなった感じがします。これはおそらく、今まで高天原と葦原中国(と黄泉国)のみであった舞台に海が加わったからなのでしょうか。
    雲を割って地上に向かうシーン。海と地上に繋がる道を閉じてしまうシーンは非常にダイナミック。
    いつか、先生の描かれる人代編も楽しみにお待ちしております。



    ……前二巻と比べ、主人公がコロコロ変化する印象を受けたのは、アメノウズメノミコトにページを割いていたから+神孫から「寿命」という期限がつくようになり、死ぬ=世代交代が進むようになったから でしょうか。

  • 最新刊。古事記は色々な方の版を読んだ事があるのですが漫画でしかも原文と言うのは新しいなあ。確かに原文は良くわからないですが絵が着くとわかりやすい。まあそういう意味では古事記は有名なエピソードが多いのでわかりやすいということもあるのだと思います。我々の祖先も似たようなことをやったり思ったりしてたんだろうなあと思うと人間と言うものはあまり変化の無いものだな。感心するし、感動したりもするのです。
    続きも気になります。楽しみですね。ただこれだけ登場人物が増えてしまうとなかなか描き分けが難しいでしょうね…と思いながら最後の人物相関図を見ました。

  • 二年の大作完結。ボールペンでもここまでかけるという衝撃。希代のストーリーテラーによる現代人のための古事記読み下し。
    愛らしく楽しい登場人物として描かれる神々の物語。

    漫画というツールを十二分にいかした創作だと思う。漫画好き、ファンタジー好きは3000円だして揃えるべき。

  • 三月の読書は、これにしよう。
    じっくりと読んでみよう。
    伊豆のほうに小旅行に出かけます。
    国内旅行は、伊豆に始まり、伊豆に終わると聞いた事があります。
    古事記とは、関係ないのですが・・・

  • 「この世界の片隅に」から、「平凡倶楽部」を経て、なぜ「ぼおるぺん古事記」に至ったのか、三巻通して読むことで何と無く感じることができたように思えました。

    こうの史代さんは、記憶の器である自分をつぶさに眺めていくことで、その周囲に恵まれた四季豊かな自然と、その国に住まわし八百万の神々の存在が感じられたのではないでしょうか。神々、自然、人間が繋がった、しなやかなうつくしさとあたたかさを感じる実験作でした。

    今作の面白ポイントを一つ上げるとすれば○○○として表現された石長比売でしょうか。宗像教授シリーズではある種非常に残酷に解釈され描かれていたこの神話の重要なシーンも、こうのさんの筆(ボールペン)にかかるとこうなるとは、面白い。

    いつか必ず書かれるという、続きを楽しみにしています!!

  • 猿田彦来た!
    天宇受売命は踊れて凄める女神様だわ。

    あぁ、もっと読みたいし、何度も読み返したい。

  • 「神代編」完結ー。すばらしいの一言に尽きてしまって、どうしよう。
    「人代編」もぜひ早々に着手して欲しい。


    ところで最終巻、なんで表紙がアメノウズメなの(笑)ニニギが裏にいるならホヲリじゃないのかー。背表紙ちっちゃ(笑)

  • 神代編完結。とても至福の時間でした。
    また一から読み返そう。
    人世編、楽しみに待ってたいと思います。

  • 石長比売がモアイとは! どんなビジュアルだろうと期待と不安半分コで見てみれば予想の遥か斜め上で、やられた!と思うと同時に笑ってしまった。確かに石だわな。シリーズ全編で感心したり感動したりホロリとしたりと実に実に楽しませてもらったので、ついに完結かと少し寂しい気持ちになったが、あとがきによればいつか必ず続きを書くとのこと。おお! 待っています!
    あと、こないだ出た『鬼灯の冷徹』8巻の第61話「浦島さんちの曖昧太郎」の直接の元ネタが出てくるので、『鬼灯の冷徹』読者もぜひ読んでみればと思うんだがどうか。

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著者プロフィール

こうの史代:1995年デビュー。広島市生まれ。代表作は「さんさん録」や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作「夕凪の街 桜の国」、アニメーション映画のヒットも記憶に新しい「この世界の片隅に」など。

「2022年 『ぴっぴら帳【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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