- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582831429
感想・レビュー・書評
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いろいろな場所での著者の評価は高いのだけど、どうも自分としてはどう評価していいのかよくわからない。自分の趣味の問題なのかもしれないけれど、いまいち賛同できない意見がある。
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辛口で好きです。
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ベストセラーの本とそれを読む者を馬鹿にした感じが、この本の全体を覆っています。ベストセラーを代わりに読んで紹介しようと言う割には、かなり主観が偏りすぎていてキチンと紹介してくれていないな~。
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雑誌に連載された内容だが、もともと対象としている人の感性と自分の好みがずれている気がした。
取り上げられている本自体に魅力を感じないので、それに対する論評もただ読み流しただけになってしまった。 -
ひねくれているというか屁理屈というか…筆者の冷静で冷淡な指摘は笑えた。あんまり賢すぎると、人生が楽しくなくなるよ。
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[図書館]
読了:2009/8?
購入:2009/9/1
本格的に斎藤美奈子を読んだ1冊目。そして大ハマりしたきっかけ。
大昔に朝日新聞書評で「恋愛なんかやめておけ」の書評していた人の文章がおもしろくて、スクラップしてとってあった。
この本を読んだ後、ふと思いついてそのスクラップを取り出してみたら斎藤美奈子だった…昔からこの人の文章は好みだったということか。
で、「趣味は読書。」。
もう斬り方が気持ちよすぎる。
自称インテリ、自称「趣味は読書」な人々が得々と良さを語り尽くした作品も、何十万部と売れているベストセラーも、妙な臭いをかぎつけたら決して見逃さず、ど真ん中を突く。
論旨も明快。「説得力のある辛口」というのは珍しい存在ではないかと思う。 -
相変わらずいろんな角度から読んでいて面白い。
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電子書籍の話題がとびかっているけれど、それがニュースになるほど読書人口って多いのか。以前この本の前書きを読んだ時に、読書をめぐる状況をこれほどスパッと書いたものはないと思った。読み返してみてやっぱり同じことを思う。
本読みの国って筆者の言う通り「人口の少ない多民族国家」だよ。電子書籍がその状況を変えるのか?違うんじゃないかな。ま、パソコンもインターネットもケータイもはじめの頃は自分とは関係ないと思ってたものね。先のことはわからないけれど。
と、前書きだけ読むつもりで引っ張り出したんだが、ついでに読んだ本文が面白くってやめられず、結局全部再読。「読書人」は読まないベストセラーを代わりに読んであげましょうというこの企画、斎藤さんの悪態が痛快きわまりない。あ〜またやって欲しいよう。ベストセラーのアレやアレを彼女はどう評するか、読みたい読みたい。
もちろん、耳の痛い指摘も随所に。痛すぎて笑っちゃうしかないというところ。それでも「善良な読者」へのおちょくりにはもっと笑っちゃう。本を読むからってみんな同じ人種っていうわけじゃあないよ。ってこういうのがイカンのだな。ちょっと反省。 -
確かに、自分の周りには「ベストセラー」を読んだもしくは持っている人いないなぁと思ってた!斎藤式分類によると、私は「読書原理主義者」に「偏食型読者」が入ったところかな?「ベストセラー」にはなんとなく食指が動かないけど判断するのは読んでからじゃないと、ねぇ。この人の本を面白いと思う私はもしや、フェミニストなのかな?