マイ・バック・ページ - ある60年代の物語

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 321
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582834840

感想・レビュー・書評

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  • 映画観たけど、本の方が面白いはず。
    でもマツケンの猫背な不気味さでもってる気が。

  • 川本さん自身の体験を綴った本。
    60年代、学生紛争の時代。
    若者が、内面から沸き上がるなんともいえない闘争心を抑えられず行動にうつしていた時代。
    全共闘、ベトナム戦争、そんな時代に生きたジャーナリスト。
    何をもって正義とするのか。

    そしてある一人の若者に惹かれ事件に巻き込まれてしまうのだが...


    ジャーナリストとして、殺人をフィクションで通すか
    一般市民として殺人を通報するか、
    そこに苦悩したのがよくわかる。


    映画化されるので本書をどうアレンジしたのかが気になる。

  • 2011.04.29~05.6

  • 積読本でした。地震後2日目に読了。なんだかひりひりする感じでした。
    映画があるので…と読んだのですが、映画でネタになる部分は思いのほか短かったなぁ…読み始めるまではこんな事件が本当にあったのかなぁと思うくらいでした。オチがああいう風になっているところが「あぁ、本当にあったことなんだなぁ」と怖くなりました。
    あと、全共闘の話が出来来たので、あんまりつなげるのがよくないでしょうけど、村上春樹の初期作品を読みなおしたくなりました。
    映画は個人的には楽しみ。ノルウェイの森があまりにも期待外れだったので…なむなむ!!

  • 22年前に一度世に出て忘れ去られていた本だが、ある映画人の目に止まり映画化されることになり、陽の目を見た復刻版だ。初めにお断りしておくけれど、この本は万人向けではない気がする。ある年代以上の人にとっては、何がしかの苦い思いと共にその時代の記憶を甦らせるメモワールだけれど、、、それにしても60年代の安保闘争から全共闘による大学紛争、そして連合赤軍による浅間山荘事件に至るまでの間というのは、実にドラマチックな時代だったと思う。どのシーンを取っても、何とか映像化してみたいという気持ちが分かる。

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著者プロフィール

川本 三郎(かわもと・さぶろう):1944年東京生まれ。「週刊朝日」「朝日ジャーナル」記者を経て、評論活動に入る。訳書にカポーティ『夜の樹』『叶えられた祈り』、著書に『映画の木漏れ日』『ひとり遊びぞ我はまされる』などがある。

「2024年 『ザ・ロード アメリカ放浪記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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