真田四代と信繁 (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 165
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582857931

感想・レビュー・書評

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  • 真田丸時代考証担当者の著作。
    真田四代とあるが、まず真田氏とはなんぞや。どこから来たのか。についてかなりの分量を割いている。ここで滋野氏がでてくる。うちと共通の先祖なのでうれしい。(というか、今まで読んだ中で一番滋野氏について詳しい記述だった)
    そして、真田氏は有名であるが、必ずしも研究は進んでいない。
    織田政権成立から江戸幕府確立までの歴史自体が、再検討されつつある。
    織田信長の『天下』が東国へ拡がったところから、本能寺の変を経て豊臣政権が成立し、秀吉の死後、江戸幕府確立までの歴史に深く関与している真田四代についての研究もまた更に深められていくのであろう。新たな研究を待ちたい(待つ間に繰り返し読むことになるだろう)

  • 真田丸やってた時期に買ってはいたんだけど、ネタバレ(?)になるのを避けようとして置いといたら放送終わってからもなかなか読めずやっとこさ。
    いや、おもろいわ。ドラマ見た後で読むとドラマと重なる部分は役者の顔が浮かんでより楽しい。歴史書としてその読み方はどうなの?ってのはあるけど。ところどころ真田丸と話が違うところを見つけるのも楽しい。

  • 真田氏の歴史を追えば、戦国時代そのものが見えてくる。「表裏比興者」昌幸、「日本一の兵」信繁が歴史に名をはせたのはなぜか。その答えは、国衆としての真田氏を確立させた幸綱・信綱の時代から、信之が近世大名の礎を築くまでを追うことで、おのずと見えてくる。歴史ファンにもひときわ人気の高い真田氏。激動の100年がまるごとがかる決定版。(2015年刊)
    ・はじめに
    ・第一章 真田幸綱
    ・第二章 真田信綱
    ・第三章 真田昌幸
    ・第四章 真田信繁
    ・第五章 真田信之
    ・あとがき

    800円余の新書でこの内容はある意味反則だと思う。例年の大河関連本と比較してもはるかに抜きん出ている。丸島先生らしい緻密な論考に圧倒される。こだわりの図版も良い。まだ読んでいない方は直ぐに読むべし。

著者プロフィール

慶應義塾大学文学部非常勤講師

「2021年 『戦国遺文 真田氏編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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