小説で読む民事訴訟法: 基礎からわかる民事訴訟法の手引き

著者 :
  • 法学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784587037604

作品紹介・あらすじ

民訴が眠素でなくなる7つの物語。大学3年生の主人公が、アルバイト先の法律事務所で、事件や裁判実務を体験していく姿を通して、読者にも、民事訴訟法・民事裁判への具体的なイメージが湧くように工夫した。

感想・レビュー・書評

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  • 民事訴訟法を俯瞰するために読んだ。
    民訴を俯瞰するのには良い本であると思う。

  • 92ページ
     特に不法行為があった事情も伺えなかったため
      ◆伺え→窺え

    128ページ
     勉強しわたね。そのとおりよ。
      ◆しわたね→したわね

    206ページ
     佐伯君がもともと買おう思っていた時計は、十三万五千円の型の方なのよね。
      ◆買おう思っていた→買おうと思っていた

  • 全くの法律初心者でもすらすら読めて、実際の裁判の手続きや司法家の実務上の本音を知ることができる。教科書を読む前にこの本を読むと、教科書の理解度が格段に上がるのではと思う。

    自分メモ
    もう一回図書館で借りて、枠内の重要用語を整理したい。

  • 犯罪系のノンフィクションを読んでいて、警察の対応や弁護士の手続きについて興味が湧いたので読んでみた。
    民法の訴訟の目的や手続きについて小説形式で説明している。
    新書の裁判関連の本も読んでみたのだが、抽象的でイメージを掴みづらかったので、小説形式でストーリーを追う形にしてもらえると理解がしやすい。
    登場人物がマニュアルに沿って手続きを紹介するようなレベルを想定していたが、意外にミステリー仕立てになっていて楽しめた。
    個人的には「第4章 借りてないけど、返した?」が好き。

    <アンダーライン>
    ★★★★★
    ある概念を理解するためには二つのアプローチが効果的。一つは具体例。もう一つが反対概念。

  • 民事訴訟法について初めて学ぶが、
    物語として読み進めることができるので、非常に理解しやすかった。
    実務に関して具体的に書かれており、状況が想像しやすかった。

    何度も読んで知識として定着させたいと思った。

  • 民事訴訟法のイメージ作り用に。
    物語として『民事訴訟』の全体の流れが掴めたのがよかったです。
    この本を読んだ後にテキストの目次を見ると、各章や項目がイキイキと感じられるようになりました。

  • 1890円購入2010-02-01

  • ストーリーに沿ってさらさらーっと民事訴訟の基本用語と流れが分かり、情報量の多い基本書よりも、骨格が掴みやすかった。これは民訴全般について言えるかも知れないが、実体法の理解も進むので民法を勉強している方にもオススメ

  • 2015/10読了。

  • 民事訴訟法をかじったことのある人が読むと、難解な内容が整理されて少し理解できた気になれる本。

  • 民訴を忘れかけていたので再読。実例を交えた内容は民訴入門書として実に分かり易く、難しい用語も具体的に頭に入ってきます。これは名著だと思います。続編の方は未読なのでぜひ読んでみたいと思います。

  • 民事訴訟法の内容を小説形式で順序よく学ぶ。

    法廷で実際の事件を扱いながら、その際に必要となる
    民事訴訟法の知識を少しずつ学べるので、空疎な
    手続法のイメージをつかみやすい。

    ただ、小説と題しているが、「小説風」だと
    思った方がいい。小説を読みなれている人だと
    あまりの陳腐な表現に苦笑してしまうだろう。

  • 台詞の書き方が文章ルールにはずれている箇所がいくつかあったり、ディティールで気になるところはあるけれど、民事訴訟の基礎を具体例から学ぶというコンセプトは見事に成功していると思う。売れているだけはある。
    ちなみに、どうでもいいけど、主人公は社会人としてやっていけないタイプに思えて仕方が無かった。

  • 訴訟法を初めて勉強する人にはお勧め!!

  • 小説としてはこなれていないが、民事訴訟について素人なりに概略理解できた。

  • 民事訴訟法を一通りやっていないので網羅的になっているかは判断ができないが、
    民事訴訟をやっていない私でも理解できた。
    民事訴訟法をやった友人の感想はいままでイメージできなかったとこがイメージできるようになったらしい。

    訴訟法はゲームのルールブックであるために
    実際にゲームをしないとわからないことが多々あるが
    小説仕立てになっているのでイメージがわきやすくわかりやすい。
    また、小説としてかかれているために
    制度だけでなく制度の趣旨や背景がわかる。

    あと、法律を学ぶ上での考え方のコツみたいなものが多少書いてあるが
    個人的にはそれも参考になった。

    小説部分も退屈にならずとても楽しみながら読めるおすすめの一冊

  • サクッと読めたから,法学を全く知らない人に貸してみた
    …積読状態らしいw

    でも,良い本だと思う。

  • 実務が分かる、ような気になれる

  • 小説みたいな感じで読みやすく、大まかな民事訴訟法の内容を掴めると思います。
    あくまで、いきなり基本書から入るのはきついし、具体例があった方がいいな、気楽に読み通したいな、という人用で。

  • 法律を知らない人でも詳しい人でもよく解る。題名通り、ストーリーに沿って学べて行くのでおもしろい。
    しかし学ぶ内容は相当専門的。読み終わった後は民訴に詳しくなれるかも。

  • 小説形式で法律を身近に、というコンセプトは非常に面白いし、実際に有効だと思います。
    なかなか民事裁判がどのように進むのか、或いはどのような手続で開始するのか、ということは具体的に理解しにくいところなので、本書を一読した後は、勉強していてもイメージが湧くようになり、効率的な勉強が可能になりました。
    これから民事訴訟法を勉強しようと思う人には、是非最初に読むことをオススメしたい本です。

    ただし、文章に多少難があり、視点がころころ変わったり、メタ小説的なギャグが少し寒かったりといったところが気になりました。
    この手の本に、小説としての完成度を求めるのは酷かと思いますが(特に出版社も法律書専門なので)、もう少し何とかしてほしいところです。

  • 民事訴訟法を体系的に学べないものの、分かりやすさは一級品。
    初学時に。

  • 「実際に野球を観戦したことがない人が、野球のルールブックを 読書したところで、野球のルールはなかなかマスターできない
    のと同じで、民事訴訟を経験したことがない人が民事訴訟法の基本書を読んでも、なかなか理解をできない」というAMAZONの書評と同感だな。法学部で民法・商法・民訴を学んでも畳の上の水練ではないかと思う。

    実際俺の家なんか地方公務員だったんで、手形・担保・株主総会なんて、遠い世界の話だったしな。
    法律学は実地で経験してから学ぶのが良いと思います。

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著者プロフィール

青山学院大学法学部教授、鳥飼総合法律事務所 客員弁護士

「2023年 『新・税務訴訟入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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