変革する多文化主義へ: オーストラリアからの展望 (サピエンティア 12)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588603129

作品紹介・あらすじ

国境を越えて活動する人は増加の一途をたどり、多文化主義/多文化共生という言説は一定の地位を占めるようになった。一方、新自由主義は経済的に役に立つか立たないかで人間を選別する姿勢を鮮明にし、外国人労働者の扱いにそれが端的に表れている。著者は、オーストラリアでの調査で見出した多文化主義の限界を乗り越える方向性を、日本社会の現状を踏まえつつ模索する。〔社会〕

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    いちはやく多文化主義政策を進めた国で、フィールドワークをつうじて見えてきた矛盾とは?
    経済的に役に立つ外国人だけを受け入れる風潮が強まるなか、対話と協働をともなう共生の重要性を問う。

    [ 目次 ]
    序章 岐路に立つ多文化主義
    第1章 「統合」と「管理」の論理としての多文化主義
    第2章 福祉多文化主義とその「改革」
    第3章 ネオリベラル多文化主義とグローバル化する「選別/排除」の論理
    第4章 ミドルクラス多文化主義の再構築
    第5章 日本の「多文化共生」への介入
    終章 グローバル化のなかで「つながりを欲する」ということ

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


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著者プロフィール

慶應義塾大学法学部教授。専門:社会学、社会変動論、多文化主義/多文化共生研究。主な著作:『分断と対話の社会学――グローバル社会を生きるための想像力』(慶應義塾大学出版会、2017年)、『分断するコミュニティ――オーストラリアの移民・先住民族政策』(法政大学出版局、2017年)。

「2022年 『オルター・ポリティクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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