The End of the World

著者 :
  • ポプラ社
3.29
  • (5)
  • (14)
  • (40)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 129
感想 : 32
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591076934

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「ずっこけ3人組」シリーズの作者が書いた、児童書ではない小説。とても読みやすい。
    表題作を含む、4つの短編からなっている。
    パッと見て、一昔前のミスドのパッケージのような印象の少年(リバーフェニックス風とでも言いましょうか)が描かれた、さわやかそうな表紙なのですが、内容は結構暗めと言うか、どろどろしてました(笑)。
    特に表題作は、どんどん話が暗くなって、ちょっと無理やりな感じのラストになっているけど、全体的にはストーリーに意外性がなく、先が読める分、安心して読み進めるタイプの作品かもしれません。いや、暗いんだけども。
    主人公の一人称でストーリーが進んでいくのですが、主人公が子供の場合も、たとえば「時間がかかる」ということを「ひまがかかる」と言ったりと、言葉回しが微妙というか、口調に若さがないのが、昔読んだ児童書を思い出させる、懐かしい感じでした(マフラーをエリマキ、という感覚?)。まあ、本当に年相応の一人称で書かれたら、まともに読んでいられないだろうな〜。

全32件中 31 - 32件を表示

著者プロフィール

那須正幹(なすまさもと):広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞・ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む 広島の原爆』(産経児童出版文化賞・福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞・ポプラ社)など。JXTG児童文化賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。

「2021年 『めいたんていサムくんと なぞの地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

那須正幹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×