ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ 1)

著者 :
  • ポプラ社
4.10
  • (174)
  • (104)
  • (94)
  • (16)
  • (3)
本棚登録 : 1502
感想 : 133
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591095775

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 僕らの7日間戦争 宗田理著

    1.購読動機
    家の断捨離。
    押入れの中から出てきた本の集まり。
    懐かしい1冊。
    思わず、整理をやめて、夜半から読み始めました。

    2.子供時代の7日間戦争
    14歳の子供たち。当時の僕は受験で、それこそ、学校や親の発言に疑問をもたずに、素直すぎるほどに勉強をしていました。
    だから、夏休みの最初の日から秘密基地にこもり、学校と大人にたいして、彼らの考えをぶつけていく姿勢に、ただ憧れていた自分がいました。

    3.大人時代の7日間戦争
    高校2年の一人娘の親になり、30年ぶり近くでの再読です。
    「大人はどこまで、子供の視点で子供のことを考えているか?」

    本のなかに
    「こどもは大人の考え方がわかるし、見える」
    とありました。
    成人して、児童書を再読することで、別のことが見えてくるのですね。

    #読書好きな人とつながりたい。

  • まずは、大人への反抗から始まる!でも、その後にメンバーが誘拐されたりとか。家に帰っちゃう人が出たりとか。色々大変なことも起こりつつ…、ネタバレになるからもう言えません。(−_−;)<マジすみません。一度言うと止まらんのです。

  • 小学生の頃、夢中になって読んだシリーズのうちのひとつ。こんな大それたこと、昔も今ももちろん出来ないけど、この本を読んでいた時のワクワク感は、今でも宝物です。
    子供向けの本ではあるが、シリーズ何巻まで読んだか忘れてしまったのでまた1から読み直したい。

  • 永遠のナンバーワン!

    いつ読んでも、ワクワクとキュンキュンが押し寄せてくる!

  • 廃工場に立てこもり、迷路を作り、迷路に入りこんだ教師たちがびしょぬれになったり、ペンキまみれになったり…とにかくおもしろい!

  • 一度読んだことがあるはずなに読んでいないと思い込んでいた。最初の数行で絶対に読んだことがあると思ったが先の展開はすっかり忘れていた。不思議なのはこんなにも希望に溢れた作品を忘れていたなんて…。初版が1985年だなんて感じさせない、いつの時代にでも読み継がれる本当に良い作品。子どもが読んでも大人が読んでも彼らから十分にエネルギーをもらえるだろう。

  • 青春モノが大好き、児童書らぶなのに何故か読んでないなぁとおもって読んでみました

    私の小6のときの担任はクソで、男子は授業ボイコットして教室で暴れ回って学級崩壊してたけど
    スクラム組んで悪さしてたのなんか羨ましかった、あの時の気持ちで読みました
    いいな、こんな中1
    ○歳は一度きりとか言うけど
    すべての歳は一度きりで
    その一度がこんなんだったらなって思ったり
    学生運動なんて考えもしない大学生の一人になったな自分、って思ったり

  • 宗田理の僕らシリーズ第一作。
    ある日突然クラスの男子生徒全員が失踪した。
    彼らは町はずれの廃工場(彼らはそこを解放区と名付けた)に立てこもり、大人への復讐を開始した。
    こんな些細な問題なはずが、主人公の活躍により教師のパワハラ問題や
    市長選挙汚職事件なども巻き込んで解放区は一躍有名に。
    そこで校長がとった行動とは・・・?
    「親だったら、子どもの幸せを願わない者はいないと思います。しかし、実はわれわれは、子どもを幸せにしようとしながら、不幸にしているという、思い違いをしているのではないでしょうか?(中略)
    われわれは、子どもを‘‘いい子‘‘にしようとしています。われわれの言う’’いい子’’とは何でしょうか?それは、大人のミニチェアですよ。つまり、大人になった時、社会の一員として、役に立つように仕込むのが教育なのです(中略)
    これは、大人の発想です。身勝手とは思いませんか?われわれは、一度だって、子どもの目で世界を見たことがあるでしょうか?子どもは、大人の囚人ではないのです」
    いや~親に読ませたいですね。

  • 仲間がいれば「ぼくら」は無敵だ!


    夏休みを前にした一学期の終業式の日、東京下町にある中学校の、一年2組の男子生徒全員が、姿を消した。


    彼らが作ったのは「解放区」。


    大人たちとの大戦争。


    中学生に人気だということで私も読もうかと。


    痛快な物語で、終始子どもたちのペースで物語は進みます。


    解説も読みましたが、かつて権力と闘った、全共闘時代の大人たちは、子どもを育てるようになると、すっかりその面影はなくなってしまった。


    私も数か月前までは学生だったけど、運動のうの字もなく。


    今ある社会に対して何か思ったりすることもあるけど、声を上げて叫ぶことはなく……


    ただ、仲間と大きなことをするっていうのは、いいものだと思う。


    大人になるとなかなか難しいよね。

  •  僕たち中学生が、一度はやってみたいような面白さなどがたくさん詰まっている物語だった。また、この本の著者、宗田理さんは。中学生の気持ちを表すかとが上手な人なんだなと、思った。
     たくさん共感でき、とても面白い本だった。

著者プロフィール

1928年東京生まれ。1937年~45年まで愛知県で暮らす。日本大学芸術学部卒業。シナリオ製作、編集者などを経て、1979年作家デビュー。85年に刊行された『ぼくらの七日間戦争』は映画化され、中高生を中心に圧倒的な人気を呼ぶ。主な作品に『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズ、「2A」シリーズ、「東京キャッツタウン」シリーズ(角川つばさ文庫)など多数。

「2023年 『ぼくらのオンライン戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宗田理の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
有川 浩
綿矢 りさ
あさの あつこ
有川 浩
東野 圭吾
有川 浩
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×