ダッシュ!

著者 :
  • ポプラ社
3.19
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本棚登録 : 235
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110294

感想・レビュー・書評

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  • 春日部の男子高校生4人には共通の憧れの先輩がいる。
    「ねーさん」と呼んで親しんでいたけれど、そのねーさんが、骨肉腫になり、片足を切断することになった。

    手術の前に「誰か会いたい人はいますか?」と聞くと、昔付き合っていた彼に会いたいという。しかし、その彼は高校を中退してプロのサーファーとなるべく海外を転々としており、携帯電話も持っていないという。

    そこで4人は力を合わせて元カレを探し出すのだが、手術には間に合わなかった。その事に意地になり、元カレと会う事を嫌がるねーさんだが、4人はなんとか会わせようとする。

    最後に無免許運転で成田までねーさんを連れていくのはどうかと思いましたが、なかなか楽しく読ませてもらいました。

    パラリンピック、出れるといいね。

  • 図書館

  • みんな落ち着くところに落ち着いてよかったかな。

    技をかける描写が唐突すぎる気もしたけれど

  • 無茶苦茶な展開だったけど
    不思議と爽快感ありました

  • 本作は、アホで一途な4人組
    イノケン、メタボン、リョーイチ、わび助が、
    "ねーさん"の幸せのために一生懸命奮闘する物語である。



    ノリと勢いと一途な想いに行動力が伴えば、
    雲を掴む話しで、雲が掴める!!

    そんな作品である。


    大人の分別など身につける前のピュアで無謀な高校生は、
    ある意味無敵かもしれないなー…

    なんてことまで思いつつ、
    自身の高校時代を思い出してしまった。



    よくよく考えると突っ込みどころは多々あれど、
    それを感じさせないテンポの良さが、本作にはある。

    会話や独白主体の軽い調子の文体が、
    テンポの良さを作りあげ、読みやすくしているのだろう。


    本作は、さくさく読めて、読後もさわやかなので、
    気軽な気持ちで手に取ってもらえる作品だと思う。


    ただし、本作には軽さや疾走感はあっても、
    THE青春!!といった何かに打ち込む熱さや
    思い悩む重苦しさなどはないので、
    そういった青春ものを好む方には、本作は合わないだろう。



    ちなみに、個人的には、
    わび助の父のキャラが、登場はほんの僅かながら、
    かなり良い味を出していると思っている。

    小さくまとまってない感じがカッコイイ。

  • 面白かった。
    面白かったが、なんだかちょっと期待よりも下回っちゃったかなぁ。
    ハラハラドキドキ感が足りないというか…。
    ちょっと予定調和な部分と、荒唐無稽過ぎる部分が多かったような気がする。

  • あらすじを全く知らずに読む。前作のような現代風スポーツ根性物、陸上部のドラマかと思ったら、全く違う内容。クライマックスは果たして時間内に成田にたどり着けるのかとハラハラドキドキで楽しめた。いかにもと言った感じの青春物と一線を画したストーリーで陸上部はあくまでもオマケ。スポーツを意識させる題名とオープニングに騙されたか。個人的にはもう少しファンクラブの誰かとうまくいって欲しい気もしたかな。面白かったけどね。

  • 4人の高校生が足を切断することになった憧れの先輩を助ける話…。
    なんとも自分じゃなくて他人の恋愛にこんなに必死になれるものなんだな、としみじみしました。
    そういう恋愛感情で一緒に居るんじゃないんですね。
    それでも役に立てるのなら嬉しいんですね。
    というかんじの。
    青春といえば青春だなあ、と言う作品でした。

  • んー
    青春物とわかっていたけど、ベタ過ぎる!
    けど良いね〜

  • 途中までストーリーがどう展開していくのか読めない部分はあったが、転がりだすと怒涛の爽やか青春ものだった。
    王道だが爽快感のある王道で、読み終わった後に気持ち良さが残った。

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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