([え]2-18)奇面城の秘密 江戸川乱歩・少年探偵18 (ポプラ文庫クラシック え 2-18 少年探偵)

著者 :
制作 : 寄藤 文平 
  • ポプラ社
3.55
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本棚登録 : 133
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591110577

作品紹介・あらすじ

名探偵・明智によって刑務所へ送られたはずの四十面相が、いつのまにか脱獄していた。次なる標的はレンブラントの名画。四十面相が口にする「きめんじょう」という言葉にはどんな恐ろしい秘密があるのか。小林少年の切り札、ポケット小僧の大活躍が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 今回の主人公はポケット少年

  • シリーズ第18弾。
    刑務所から脱獄した怪人四十面相が、次に標的にしたのはレンブラントの油絵『S夫人像』です。逃走時に「きめんじょう」に向かうよう部下に命じますが……。

    本作は第10弾の『宇宙怪人』から3ヶ月後の話です。乱歩先生、だいぶ遡りましたね。たいまつと火薬のオチも前作の『悪魔人形』とほぼ同じですよ、とツッコミを入れる。
    ポケット小僧と虎の場面はほのぼのしましたが、明智探偵の仕打ちが酷すぎました。
    今回はいつもより四十面相の行動が大胆でした。その上を行く明智探偵とポケット小僧の活躍も読んでいて楽しかったです。

  • 名探偵・明智によって刑務所へ送られたはずの四十面相が、いつのまにか脱獄していた。次なる標的はレンブラントの名画。四十面相が口にする「きめんじょう」という言葉にはどんな恐ろしい秘密があるのか。小林少年の切り札、ポケット小僧の大活躍が始まる。
    【巻末エッセイ/寄藤文平】

  • 絵を盗んだ相手に放水とはかなり思い切った手段。
    虎の最後はちょっとひどい。
    そして巻末エッセイがちょっと笑える。

  • ポケット小僧が大活躍!!
    浮浪児だけど、汚らしさもなく、カッコいい。

  • 今回、ポケット小僧大活躍。かわりに小林君の影が薄かったな。レンブラントの絵画を抱えてる四十面相に、容赦なく消防車から放水する中村警部の判断、すごいですね。
    今回は四十面相を追い詰めるのにかなり綿密な下準備をしてて面白かった。

  • 1958年発表

  • 2010.06.14.読破

    巻末エッセイ/寄藤文平

  • 例によって、あっさり脱獄を果たした怪人二十面相(本書では四十面相)が狙うのは、レンブラントの名画。
    今回は、これまでもたびたび登場してきたチンピラ隊のポケット小僧が大活躍の巻でした。

    本書でわかったこと:怪人二十面相の本名は「遠藤平吉」だそうな。

    それにしても「チンピラたちは、ひまなからだですから、いくらながく待っていても、へいきなのです。」(本文よりそのまま引用)とか、奇面城の門番虎の結末は、それはないでしょう!と、哀れでした。

    (2010/2/16)

  • レンブラントの絵画を盗むと予告した二十面相。ヘリコプターでの追跡。二十面相の変装とポケット小僧の活躍。
    二十面相二十面相の秘密の拠点「奇面城」での戦い。

     2009年7月29日初読

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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