([み]1-1)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫 み 1-1)
- ポプラ社 (2010年4月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591117576
感想・レビュー・書評
-
夏目漱石の代表作のタイトルをつなぎ合わせたタイトル。とはいえ夏目漱石論でもなく文学論でもありません。中身は三浦しをん節が炸裂したブックガイド&エッセイ集。
本が好きで、好きで好きで好き過ぎて、もはやちょっとコジらせながらも、本へのとめどない愛が本文中から伝わってきます。そこまで言っていいの?というようなご自身や家族のエピソードの数々に、終始笑いが止まりませんでした。私も本は好きですが、活字でさえこの圧倒具合。実際に三浦しをんさんを前にしたら三つ指揃えて頭下げそう…敵いません(笑)
ブックガイドとしてはもちろん、衣着せない語り口が魅力的な1冊。文学とエッセイと、それぞれで全く違った表情を見せる様子にこれからも目が離せません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほとばしる、しをんさんの読書熱。
活字中毒というのはこういうことを言うんだな。
自分も結構な読書好きだと思ってきたけど全然至っていなかった。
金銭的事情からとても追いつけないけれど同じ道を進む憧れの先輩のように感じる。
尊敬してます!
ついていきます、先輩! -
2013.12.4
本を楽しみたくなる本 -
三浦しをんのエッセイは最高だけど、特に本作は傑作。特に本に関しての章は、作品への愛と鋭い考察があふれてて、ぜんぶ読みたくなる。特におもしろそうな作品をメモったので、これから制覇していこうと思う。
-
「特に本作は傑作」
ほ~気になる!
「舟を編む」でファンになって、只今追っ駆け中(5冊程買って順次読んでます)。次はコレにしよう。。。「特に本作は傑作」
ほ~気になる!
「舟を編む」でファンになって、只今追っ駆け中(5冊程買って順次読んでます)。次はコレにしよう。。。2012/09/26
-
-
何度もクスリと。本への愛に溢れとります。かなりのオタ、愛すべし。
-
しをんさんの書評を読むと、どの本も読みたくなる。大西巨人の本が非常に気になるけど、しをんさんのように楽しめる自身がなくて買う勇気がまだない・・・
三浦しをんさんの書評本、また読みたい!!-
「しをんさんのように楽しめる自身が」
物書きさんの思考は全然違いますからね(誰にも判らないようにネタを仕入れてるに違いありません)、、、読み...「しをんさんのように楽しめる自身が」
物書きさんの思考は全然違いますからね(誰にも判らないようにネタを仕入れてるに違いありません)、、、読みたい本は図書館で借りて、試して、良ければ購入しては?2013/02/27
-
-
三浦しをんさんは、小説よりエッセイのほうが文章が好みです。
「図書館みたいな本棚が欲しい。しかしそれを買うお金があるなら本を買いたい。」など、いちいち頷いてしまう意見が多くてニヤニヤしながら読んでしまった。 -
紹介される本がどうしても読みたくなって、途中で読むのをやめたくなる。本好きにはある意味では読みにくい一冊。
-
「舟を編む」か何かに他の著書として書かれているのを見て気になって探した一冊。夏目漱石の三部作のタイトルが並んでいるから、その贋作かなと思ったけど、まったく関係なく、雑誌に連載された書評なんかの短編エッセイ集。
三浦しをんを読んだのは「舟を編む」だけなんだけれど、彼女の読書癖だけでなく、いろんな好み、習癖なんかもしれた。途中、あれ?女だったよな??と思うようなおっさんみたいなエピソードも出てくるのはご愛敬。
とりあえず、三浦しをんがとっても本好きだということがよく分かりました。