(P[あ]1-10)光と闇の旅人I 暗き夢に閉ざされた街 (ポプラ文庫ピュアフル あ 1-10 光と闇の旅人 1)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118290

作品紹介・あらすじ

あさの作品のすべての魅力が詰まった
待望の新エンターテイメント・シリーズ、登場!

「命をかけて、守ってみせる」

地方都市で続出する不穏な事件。
〈闇の力〉と戦う使命を負った、引っ込み思案な
少女・結祈の運命が動き出す――

イラスト:ワカマツカオリ

感想・レビュー・書評

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  • あさのあつこさんの作品はバッテリーぐらいしかちゃんと読んでいません。なのでファンタジーをどう描くのかが気になっていました。

    闇の蔵人が率いる闇の住民たちが人間を襲ってきます。
    それに対抗できるのは魔布一族の女性のみ。
    中学生の結祈は大おばあちゃんカナエから話を聞き、力を使いはじめるが……。女性のみしか生まれないはずの一族に結祈と二卵性双生児として生まれた香楽。

    二人は今後どうなってしまうのでしょう?
    ありきたりの展開としては弟が闇にひっぱられていくのでしょうけれども……。

  • これがあさのあつこ?という感じ。RDGを、思わせる設定だけど、何となく中途半端。気を引くためか、中途半端に小出しにするのは、苦手。

  • 2017.05.25

  • 著者のあさのあつこさんは多くのベストセラーを出した後も、人と情報が渦巻く東京ではなく、生まれた地の岡山県美作(みまさか)市で日々を過ごしているらしい。
    美作は、国道沿いにはショップが並ぶ市街地もあるが、一歩入れば静寂が包む田舎的風景もふんだんにある。お米や水がおいしくて、東京じゃいくらお金を払っても味わえない。すごく豊かなところ。それが私の印象。

    その美作市を舞台にしたと思われる「東湖市」に住む中学生の女の子が主人公。現国で日記を書く宿題が出され、体育の授業でサッカーをして楽しかったと書くような、どこにでもいる普通の女の子。
    でもある日、黒い闇の影を見たように感じ、その日から、彼女を取り巻くいろいろなものが急に激しく動き出す。怖い何かに巻き込まれ、とまどい、悩む。

    だけど、大好きな自分の街を、家族を、そしてみんなを守りたい…彼女は精一杯、闘おうとする。優しい心ゆえ、闘うことに悩む彼女を見たおばあちゃんは、彼女にこう言った。…おまえの優しさは「救い」となるかもしれない…「闘うためじゃなく、救うために生まれてきた」…と。

    この作品を読んで、80年代、私が高校生の時に読んだ幻魔大戦(角川文庫)を思い出した。高校生の男子が、ある日超能力に目覚め、「正義と悪」や「仲間」について思い悩み、また、「自分だけがなぜ闘うのか」という問いに、心がつぶれそうになりながらも、“サイキックソルジャー”として超能力をフル稼働させて戦う、ってストーリー。映画化もされた。

    一方「暗き夢~」は女性作家の作品だけあって、超能力が飛び交う手に汗にぎる展開というのとは違う。おそらくあさのさんは、自分の子どもに語り聞かせてあげるような感じで、この作品を書いていったのだと思う。等身大の心をもつ主人公と同年代の中学生が、日常の、通学途中の電車の中とかで読むってのが一番合ってる。そんな感じ。
    でも、東京の中学生は、あまりに混んでて電車の中じゃ本なんか読めないか…お気の毒。
    (2010/8/5)

  • ファンタジーが好きなので面白く読ませてもらった。少し怖いのが魅力的。
    5年も前の作品なのに最終巻がまだ出ていないとは…

  • 3年前に買ったは良いけど、まだ時期じゃないと思い本棚に眠っていた。

    久しぶりに読んだあさの先生の作品。
    あさの先生の本と私の相性がいいのか一気に読了。


    戦う少女の話で1巻ではまだまだ謎だらけ。
    話の起承転結はあり、盛り上がりはあるけどやっぱり淡々としてるのがあさのあつこの作品らしい。

  • 設定が好みなこともあり読んでみました。
    うん、良かったです。
    あさの先生といえば「バッテリー」がヒットしたように
    10代前半のジュブナイルは定評のある先生ですが、
    こちらは更にホラー要素も。

    2巻では、この本で出てきたとあるキャラに触れられるようですね。

    内容・設定とても好きなのですが、最初の発行から10年近く
    経っているのに完結していないのは悲しすぎるし、何より
    1番読んでほしい層である10代の子が10代のうちに
    完結しないのはあんまりだと思うので★-2。

    改題されて再発ってことは人気がなかったわけでは
    ないでしょうが、何でこういうの多いんだろう…
    (以前読んだ「アクエルタルハ」(風野潮先生)も同様の流れ)
    先生のせいなのか出版社のせいなのか大人の事情は知らないけど。

  • 気の弱いやさしい姉(能力に目覚めたために、ひとりで戦闘しないとならなくなる)と気の強い正義感あふれる弟(姉のナイト的立場)。
    この双子の設定が好きな人は推し。
    妖怪退治ラノベの初読みにおすすめです。

  • すごく面白かったです。友達も面白かったと言っていたオススメの本です。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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