([あ]6-1)学校のセンセイ (ポプラ文庫 あ 6-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591120989

感想・レビュー・書評

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  • 面倒くさいと言いつつも、いい加減にしきれない。
    そういう感じって、よくわかる。
    損だなぁとも思うけど、だから良いよなぁとも思う。

    全面的に正しいことを言って、頭でも考えてて、行動までできる人はすごいと思うけど、そんな人が近くにいたらしんどいだろう。
    桐原先生みたいに、面倒臭いなぁって思いながらも、いつの間にか必死になっちゃう人がいいな。

    タイニータイニーハッピーより、こっちのほうが好きかも。
    立場的に、共感しやすいからかな。

  • 東北へ行く道中のバスの中で読了。

    「面倒くさい」がベースの、熱血からは程遠い教師が、変な女や変な生徒と関わる中で、ちょっとだけ変わっていくお話し。

    タイニータイニーハッピーを読んでも思ったが、この作家さんは情景をたんたんと当たり前のように描くのが上手だなと思う。最初は主人公の面倒くさがり具合に対して、イライラしていたが、物語が進むにつれて次第に応援しようと思えるようになってくる。

  • 2012/07/03

  • すらすら読めました。
    本屋で表紙買い…というより帯買いしてしまいました。

    「そうなんだよ。面倒なんだよ。教師って」

    教師らしくない教師による、センセイの本。

  • 冷静に教育論を説く教師よりも、
    体当たりでぶつかる熱血教師よりも、
    面倒くさがりの教師ってすごくかっこいい。
    桐原先生には共感できる部分が多くて、
    新しい教師が主役の小説だった。

  • さらっと読めた。
    あんまり印象に残ってない。

  • 個人的にこの作家さんで初めてのヒットでした。

    特に大きな事件が起こるわけでもない、日常の些細な(?)出来事を綴るのがすごく丁寧で、面白い。
    と、いうのはもともとこの人の他の本を読んだときに思っていたことで、ただ本に派手な展開を求める私にはあまり合わないかなぁと思っていたのですが、なんだかんだ見かけたらつい買ってしまう…私にとってそんな作家さんだったのですが、今作でちょっと認識変わったかも。

    主人公の面倒くさがりで他人はどうでも良い、どこか享楽的な感じに思いっきり共感してしまいました。
    後ろ暗い部分丸出しで、とってもリアルで引き込まれ。
    気づけば熱中してしまってました。

    ただ、やっぱり人によっては物足りない、とか思われるかもなー、という感じです。
    私は結構好きでした。

  • タイニータイニーが面白かったので、思わず続けざまに買った作品。

    ちょっとオトナむけ少女漫画の世界を文章にしたイメージだけど、気だるくもなんだかんだいろいろほっとけない「センセイ」と、それを取り巻く人々がテンポよく描かれていてとても面白かった

  • はじめは「俺」の描写に違和感があってなかなか読み進まなかったけど、読んでくうちに見事に「俺」に感情移入。登場人物のキャラが単純だけど丁寧で、あと名古屋愛を感じる(^_^) まっすぐな感じで、じんわり、読後感が良い。

  • 気軽にさらっと読めた。登場人物それぞれが関わりあいのなかで成長していく姿が、素敵だった。人との関わりで学ぶことはやはり多く、自分を見つめ直すきっかけにもなると改めて感じた。

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著者プロフィール

1979年生まれ、愛知県出身。2005年 『はるがいったら』 で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。11年に上梓した 『タイニー・タイニー・ハッピー』 がベストセラーとなり注目を集めた。他の著書に 『君は素知らぬ顔で』(祥伝社文庫) 『女の子は、明日も。』 『砂に泳ぐ彼女』 など多数。

「2021年 『そのバケツでは水がくめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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