日本男児

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591124451

感想・レビュー・書評

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  • 2014年ブラジルW杯が終わって、友達から借りて読んでみた。やはり、世界で活躍するトップアスリートの言葉は重みがある。「努力」という言葉がたくさん出てくるので再認識させられる。(次のスポーツ選手のターゲット本は、内田篤人「僕は自分が見たことしか信じない」♪)

  • 練習に対する熱量が違うと思った

  • 現日本代表のSBの長友選手の一冊。幼少時代から学生時代、そしてプロ入りして、2010年のW杯を経てイタリアの名門インテルに移籍するところを描いた自伝。

    読んで非常に努力家で人に対する感謝を忘れない人という印象でした。
    もともと幼少期は努力家でもなかったが、中学時代の恩師との出逢いが今後の長友選手の運命を変えていくことになったと感じました。

    もともとはシュートをきめる花形のMFで活躍したいと感じてたけれども大学時代に1対1の強さや足の速さなど自分の強みを活かせるSBに転向し、それからの活躍は凄いなと感じました。
    ヘルニアとの向き合う為に体幹や尻の筋肉を鍛えるといったところにじっくり取り組んでる姿も凄いなと感じました。

    ・壁を超える為に努力すること
    ・人への感謝を忘れないこと

    この2点が本書で感じた一番大事なことであり、忘れずに行動していこうと感じました。

  • イタリアのインテルで活躍している理由が分かった ストレッチしながら、今日一日を振り返り、自分自身を見つめ直す。定めた目標と、現在の自分との距離を測り、足りないものを認識する。自分の弱さを突き止めたり、強さを確認することもある どんな時も感謝に気持ちを忘れずにいたい 努力すれば、必ず成長できる 短所よりも長所を伸ばし武器を作る メンタルが変われば行動も変わる 逆境に立たされた時こそ、自分の進化が問われる リスペクトする気持ちが人間関係を良好にする 

  • サッカー日本代表の長友佑都が、こどものときから、インテルミラノまでの人生を振り返った本。
    本当に良い内容だった。

    特に、子供の頃、母子家庭で色々と大変だったはずなのに、前向きに努力して感謝の気持ちを持ち続けてひたむきに努力しているところなんて、じーんときた。

    努力すれば、必ず成長できる。
    弱い人間は、楽な方へと流される。
    どんな環境であっても自分さえしっかりしていれば、成長はできるし、有意義な毎日は送れる。嫌なことも、とらえ方や見方を変えれば、プラスに転換することができる。全ては自分次第。
    今も常に自分の足りないところを探している。自分の弱さ、弱点を見つける感度は鈍らせたくない。弱点が見つかれば、また成長できる。逆にそれを見つけられなければ、このまま止まってしまう。そんな危機感がある。自分の未熟さを知るためには、より高いレベルに挑戦し続けなくてはならない。挑戦を恐れないのは、さらに成長したいから。
    努力する才能がないと、成長できないと思う。どんなにサッカーが上手くても努力しないと上へは行けない。現在の自分に満足せず、何が足りないかを知り、それを補うトレーニングを行う。努力する才能とは、努力することをためらわない勇気でもある。こんなことやっても意味があるのか?このへんでええかな。そんな弱い心を振り切り、挑戦する気持ちが大事なんだ。
    目に見える成果が出なくても、やったぶんだけ、人は成長する。夢が実現しなくても、努力した後には、成長した自分が待っている。
    這い上がってやるという気持ちが誰よりも強い僕は、厳しい環境に身を置いた方が伸びる。自分が一番でいるよりも、すごい選手、レベルの高い選手たちの仲で、負けたくないと感じ、努力したいと思った。
    常に危機感を抱いていたい。そういう気持ちがあれば、頑張るしかないと考え、成長に結びつくから。
    現状に満足していたら、上には行けない。成長できない。
    努力は無駄にはならないし、努力は裏切らない。必ず報われるときが来る。この頑張りによって、僕は絶対に成長している。今はまだその成果が分からないけど、将来きっとあのときの苦しみが今に活きていると思える日は必ず来る。なかなか泥沼から抜け出せない状況もまた人生だ。でも、苦しければ苦しい程、成長できると信じている。そういうときこそ、チャンスだと思っている。

    これらが長友佑都からのメッセージ。
    自分も負けないように、今やるだけ。

  • 長友さんの生まれてから今を時系列にまとめた本。
    読んでる間は、このままじゃまずいっていう気持ちにさせられ、やる気がみなぎる。
    実際5日間毎日走ったりした。
    がんばるってことを再定義させてくれた本。
    日々の生活のモチベーションが落ちたときにこの本を読むべきだと思った!

  • 自分も、もっと頑張ろうという気持ちになりました。

  • チェック項目15箇所。チャンスに向かってジャンプし、食らいつき、絶対に離さないための準備を毎日やっている、たとえすぐにはうまくいかなくても、努力した時間は無駄にはならないし、その努力が活きるときは必ず来る、努力は裏切らない。この本を手にしてくれた人たちも懸命に努力する日々を過ごしていると思う、いいことばかりじゃないと下を向きそうなとき、わずかでも顔をあげられる、そんな熱い本を作りたいと思った。わずか25年だけれど、一心不乱に駆けてきた僕の歩みが、頑張ろうとする人たちの後押しになれば、嬉しい、諦めない気持ちを伝えたい。セレクションに落ちた理由はわからない、「なんでアカンねん」という失意が僕を落ち込ませ、傷つけたけれど、それも含めて、貴重な経験になった、このときの苦い思いは、のちに「挑戦のためには準備が必要だ」ということを教えてくれた、一足飛びで夢や目標は達成できない、階段を昇るように目標に近づくことで、それを実現出来るのだ。「もうサッカーはええわ」と口で言い、そういう気持ちだったけれど、やはり心のどこかでサッカーのことが引っかかっていたんだと思う、愛媛FCのセレクションに落ちたこと、中学のサッカー部が悪環境だったことでの失望はもちろんあった、でも、サッカーをやめることは出来なかった。「環境のせいにするな。すべては自分次第で変えられる」今ならそう考える、どんな環境であっても自分さえしっかりしていれば、成長はできるし、有意義な毎日は送れる、嫌なことも、とらえ方や見方を変えれば、プラスに転換することができる、すべては自分次第なんだ、しかし、当時の僕は、自分の手で変化が起こせるという考えには至らず、嫌な現実から目をそむけ、逃げることしかできなかった。もっともっと成長したいから、上のレベルで勝負したい、そう誓った僕は生まれ育った街を出る、家族や友だち、恩師との別れに感傷的な気持ちになったら、大きくはなれない、寂しいとか思ったら闘えない、だから福岡へはなにも持って行きたくなかった、大切なものはすべて、心に刻まれているから、もう僕には必要がない。僕は安定した日々を送りたいとは考えていない、安定した気持ちで暮らしたくはない、不安というのではなく、常に危機感を抱いていたい、そういう気持ちがあれば頑張るしかないと考え、成長へ結びつくから、だから、がけっぷちに立っているような緊張した毎日のほうが、実は居心地がいい。プロとしてのスタートは自信満々で切りたかった、何事もスタートダッシュは競争を勝ちぬくために重要なポイントだと思う。最初の一歩でなにかをつかめれば、勢いにも乗れる、なによりも自信がつく、そして自分の武器が通用するとわかって、そこから「もっと、もっと」と追い込んでいけば、伸びる。「また練習するしかない。もっともっと強くなるためには練習しかない」自分の弱さを素直に認める、そうすれば、あとは自分を追い込む努力をすればいい、とてもシンプルで大切なこと、出来ることから始めるしかなかった。好調なときこそ、来るべき困難を想定した準備をすべきだと僕は思っている、そういう準備が出来ていれば、壁にぶつかったときに慌てることもない、壁は成長のきっかけ、どんどん壁が来ればいいという気持ちになれるのも、準備が出来ているからだ。僕は自分が成長するためにサッカーをやっている、楽しいとか、面白いというよりも自分を追い込み、鍛えるための自分との闘いがサッカー、もっと成長するために、W杯という大きなチャンスを逃すわけにはいかない。「苦しいとき、逆境を乗り越えたら、大きなチャンスがやってくる。W杯では絶対になにか(いいことが)起きる」そう思えた根拠はほかにもある、それは
    岡田監督の姿だ、どんなに非難されようと監督はブレたり迷うことがなかった、逆に悪いときこそ、成長出来るチャンスなんだということをずっと僕たちに言い続けてくれた。僕は成長したいから、サッカーをやっている、そう思い自分を磨くことにすべてを費やしてきた、そして、もっともっと大きな人間になりたいという思いが僕を駆り立てる、自分のストロングポイントを伸ばし、心を磨き続けなければならないと新たな決意が僕にはある。

  • 2013/05/08読了

  • 熱いですねー。

    日本男児とありますが、この人のメンタリティは完全に狩猟民族のそれではなかろうか。
    武士、っていうか、ヴァイキング?ファイティングスピリットをびしばし感じました。

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著者プロフィール

長友佑都(ながとも・ゆうと)
1986年愛媛県生まれ。東福岡高校、明治大学のサッカー部を経て、2008年FC東京でプロデビュー。同年日本代表に初招集され、8月の北京五輪に出場。2010年南アフリカW杯では全4試合にフル出場。同年7月に世界一の強豪チームがひしめくイタリア・セリエAのACチェゼーナへ移籍。半年後の2011年1月、現在の所属チームのイタリアを代表する超名門クラブ、インテル・ミラノに入団。背番号は55。2014年-2015年シーズンは副キャプテンとしてチームの中心選手に。2014年ブラジルW杯でも、日本代表としてフル出場を果たす。肩の故障をきっかけにヨガを習得。メンタル面の強さにも磨きをかけ、2015年-2016年シーズンではスタメンを奪取。2017年1月に女優の平愛梨さんと結婚。著者に『日本男児』(ポプラ社)、『長友佑都の体幹トレーニング20』(KKベストセラーズ)、『長友佑都のヨガ友』(飛鳥新社)など。

「2017年 『長友佑都の食事革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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