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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591127223
感想・レビュー・書評
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「舞台は『紅桃寮』」
「404号室が開かずの間」
「事件発生から解決まで7日間」
という共通テーマを下に、加藤実秋、谷原秋桜子、野村美月、緑川聖治の4人のそれぞれ書き上げた短編小説。
こういった企画って当たり外れとか関係なく色々な見方・感じ方ができるのでいいですね!
テーマの使い方も捉え方もバラバラなのが見どころです。
まぁ、これテーマに沿ってるの?ってのもあったけど(笑)
聖母の掌底突き(谷原秋桜子)……★★★★★
桃園のいばら姫(野村美月)……★★★☆☆
三月の新入生(緑川聖治)……★★★★☆
マジカルファミリーツアー(加藤実秋)……★★☆☆☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
404号室をテーマにしたアンソロジー。
学生寮&不思議系が多かったけど、加藤さんの意表をついた寮話が良かったかな♪ -
三つの共通の設定を用いた珠玉の四編が詰まっています。
404号室の開かずの間、舞台の名前は「紅桃寮」、そして事件が始まって終わるまでが7日間。
たったこれだけのキーワードから紡がれたのは、全て全然違ったテイストのミステリでした。
一つ一つも短いし、後味の悪い作品はありません。また、どのストーリーもキャラクターが生き生きとそれぞれの人生を歩んでいて、ここで切り取られた7日間以外の生活まで見えてくるような描かれ方だったのが印象的でした。