- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591134948
感想・レビュー・書評
-
学校図書館で発見。
数学がキライな生徒も、これならちょっと興味湧くかな?と思って読んでみた。
図書館便りで紹介。
主人公の天野遥は数学嫌いの中2。定期テストは毎回追試で成績は2より上がったことがないという、ソフトボール命の部活女子。
彼女の通う中学に季節外れの転校生、神之内宙(じんのうちそら)がやってきた。彼の将来の夢は、数学で世界を救うこと、冗談ではなく大真面目。
そんな自己紹介で、クラスを微妙な空気にしてしまった彼は、めげることなく「数学屋」を始める。みんなの悩みを数学の力で解決するというのだが、反応は芳しくない。
隣の席の遥は、コミュ障気味の数学の天才を放っておけず「数学屋」の一員となり奔走する。
数学と記号の羅列、つまり数式でありとあらゆる悩みを解決していくのだが、最後のお悩み相談の内容は難解で…最後までヤキモキする展開。
この本を読むと、数学はまるで美しい外国語のように思えてくる。
著者の向井湘吾さんは、高校時代に数学オリンピックに出場した東大卒の会社員。超文系人間の私だが、この方にかかると、数学がとても魅力的に感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正直、数学は苦手です。チンプンカンプンです。
だけど、理系って響きに憧れる(笑)やっぱり数学とかできる人って凄いと思います。
数学で世界を救えるのかどうかはわからないけど、なかなか可愛いお話しでした。
宙君を追いかける遥ちゃん、素敵です。 -
yー[x]=0
何この青春素敵すぎるやん -
2016.4.26読破。
ある転校生と数学屋を営むことになった遥。
問題を解決していくにつれて…
次作がどうなっていくのか、
非常に楽しみ。
来週あたりでも2巻図書館で借りてこよう。
恋愛の不等式ってなんとなく
いい響きやなあとおもいました。
数学が好きな教科だったから
難なく読み進むことができた。 -
数学で世界を救う!難しい数式は理解出来ないものの、事象を数式で表してみようとする意気込みは面白かった。
-
これはメモ用紙と鉛筆を準備して、読まなきゃ!(*´∀`)♪とヤル気(?)満々で読み始めたけれど、必要無かった(^^;)「数学で世界を救う」と転校早々に宣言する中学二年生の宙くん(゜゜;)とりあえず数学でお悩み相談をする「数学屋」を開店♪それを手伝う隣の席の遥(^^)数式を使って数々のお悩みを解決!しかし恋愛不等式が出てきたのには驚いたなぁ(*^^*)
-
先に2を読んでしまってから読んだので、宙くんと遥の出会い、別れがこのようにしてあったのだとわかり、これを先に読めば2ももっと楽しめたのかなぁなんて思う。数学が大嫌いなので数式の箇所は多少読み飛ばしてしまったけれど面白く読めた。
-
中学生〜高校生向けの数学小説.
数学で世界を救うことを目標に数学屋を開き,学校の中でおこる様々な問題を数学で解決するというお話.そこに,おきまりの恋愛がからむ.
ポプラ社小説新人賞の応募作ということで,まだ小説としてはもの足りない面もあるが,難しすぎない数学を上手に料理していることに感心した.
恋愛不等式に感心した理系の人は「相対論的人生積分公式」もどうぞ.