(007)ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護 (ポプラ新書)

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著者 : 池上正樹
  • ポプラ社 (2013年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591136362

(007)ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護 (ポプラ新書)の感想・レビュー・書評

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  • MさんでなくM君である理由は読んでいくうちに読者にも分かる。
    極めて根気強く対応する池上氏に感服しました。

  • 40代ひきこもりのM君の社会復帰までの道のり
    自分にはM君は不幸な星に生まれたとしか思えない。恵まれない生い立ちに、過去に何度も社会に拒絶された末のひきこもりだから同情するしかない。
    なにより父親の存在が悪い影響ばかり与えている。
    ひきこもりの原因とは複合的なものなのだなと改めて思う。
    さらにM君の周囲の人を気にしすぎてしまう加害妄想とも言えるものは自分にも覚えがあるので共感も覚える。
    そんなわけでM君にどうにかがんばってほしいと思いながらも、やはり普通の人にできることができない、コミュニケーションがうまくできない等のどうしようもなさにやるせなさも感じる。
    だが何度挫けても、さらにチャレンジして、さらにサポートしてくれる人々にも恵まれ、いまだ途半とはいえどうにか社会復帰ができるところまでいけたのは本当によかったと安堵した。
    そしてサポートする人々の心がまえや取り組みが素晴らしい。もっとこうした心がまえや取り組みが世間に知られれば、もっと世間は暮らしやすくなるのになと思う。
    特に池上さんの距離を置きつつも拒絶しない、適度な距離感覚や根気強さには見習うべきものがある。

  • 45歳で12年ひきこもっていたM君、自立を目指して奮闘した三年間のドキュメント。

    なかなか、物語のようにすんなりと進まない、現実実際の状況がわかります。

  • ニート、ひきこもり、ホームレス…。増え続ける、こうした社会不適合者に社会はどう対応するのか。ベストな結末は、彼ら一人一人が訓練や経験を重ね、社会復帰し、税金を納める立派な社会人になってくれることだ。しかし、なかなかそううまくは行かないってことは容易にわかる。社会不適合者の履歴を持つ人間を社会や企業がそう簡単に受け入れるとは思えない。

    こうして、社会不適合の立場から脱け出すことができないまま、彼らは年齢を重ねる。そして?

    その続きは本書にて。しかし、この本は小説ではないので、劇的な大逆転なんぞは期待しないように。

  • 「引きこもり」の方が外にでていくのは、本当に大変だなーとひしひしと感じた。
    支えていく人や社会の役割は重要であろうが、何よりも本人の勇気は大きい。
    当人、支援者が、互いに信頼できる人に出会えることを願う。

  • 世間体とか偏見というものは、当事者が作ってて、勝手に空回りしてるものなのかな、と自戒を込めて思いました。
    自分の中の偏見をなくさないと、生きやすくならない。
    自分の中の偏見に立ち向かい乗り越えるのがスタートなのかなと。

    このM君にイライラしたし嫉妬もする。
    どういう状況であれ、ひきこもれる「実家」というものがあることに。
    なんだかんだいって、お金が出てくることに。
    ぶっちゃけ共感はできない。
    ネッコの存在はよかったね。

  • 目下無職な僕には、刺さる内容だなコレ(苦笑

  • 請求記号:367.6/Ike
    資料ID:50072816
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • なんとか一歩踏み出そうとするのに上手くいかない、逃げ出してしまうM君。
    読んでいてもどかしかった。
    今もきっと都内のどこかで頑張っているのでしょう。

    本書を読む分には、池上さんと出会ってからのM君は他の人との出会いにも恵まれていたように思える。やはり、人との良い出会いや自分の居場所を見つけられるかどうかということは大切なんだな、と。

  • ひきこもりや発達障害は、社会の問題だと感じた。

    作中のM君は何度も失敗し、そのたびに逃げたが、それでも道が続いたのは、周囲の人々が「生きる場」を用意してくれたからだろう。

    健常者であれ、なんであれ、我々は一人では生きられない。自立とは、手と手を取り合い生きることだと思う。

    今、この社会は、この社会の中で住める人々の範囲を極端に狭めてしまってはいないだろうか。

    個人の問題を焦点を当てることも必要かもしれないが、社会の中に「生きる場」が生みだすことが重要な課題ではないだろうか。

    2013.11.1

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