- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591136676
作品紹介・あらすじ
猫がもたらす事件を
人気作家6人が華麗に謎解き!
猫は不思議と謎を連れてくる。
遺産争いに巻き込まれた猫の幽霊騒動、盗難疑惑から浮上した行方不明事件、
失われた「絵画」を巡る謎解き、白猫の“わたし”が巻き込まれた奇妙な盗難事件。
まねき猫がしゃべり出すユーモアミステリーから、
先輩が飼っていた黒猫と過ごした切ない七日間を描く、すこし不思議な物語まで、
人気作家6人が「猫と過ごす七日間」という共通設定のもと競作!
文庫オリジナルで登場!!
感想・レビュー・書評
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「猫」と「七日間」をテーマにしたミステリアンソロジー。なんとなく切なくなってしまうものも多いけれど、猫好きは必読です。
お気に入りは水生大海「まねき猫狂想曲」。ミステリとしての読みごたえもだけど、マネコのキャラクターにもやられました。そしてあのラストにはついほろりと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫をテーマにしたミステリ・アンソロジー
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猫は不思議と謎を連れてくる。
遺産争いに巻き込まれた猫の幽霊騒動、盗難疑惑から浮上した行方不明事件、失われた「絵画」をめぐる謎解き、白猫の"わたし"が巻き込まれた奇妙な盗難事件。まねき猫がしゃべり出すユーモアミステリーから、先輩が飼っていた黒猫と過ごした切ない七日間を描く、すこし不思議な物語まで、人気作家6人が「猫と過ごす七日間」という共通設定のもと競作!
文庫オリジナルで登場!! -
可愛い話ばかりで、楽しく読み終えた。あずかりやさん、探して読もうっと。
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猫たっぷりで、猫好きにはたまらない1冊。
お久の若竹さん、あいかわらず、毒が含まれたお話(笑)
ユーモアミステリあり、不思議なお話ありとバラエティに
とんでいて楽しい1冊。
最終話の「あずかりやさん」シリーズはほんわか素敵。
村山早紀さんのお話もとてもよかった。
幸せになった猫も、そうでない猫もいたけれど、やっぱり
猫が好き。 -
猫好きならばつい買ってしまう猫が登場する短編集。ちなみに、レギュレーションとしては「事件が起こる場所には、いつも猫が現れる」と「七日間」なので、猫が事件に関係するとは限らない。
いろいろな作家の作品を楽しめるというのもあるし、猫とミステリーが好きなら読んでみていいと思う。 -
基本的にどのお話もおっとりしているのだけど、それぞれに個性的。猫の登場のさせ方とか、話のひっくり返し方とか、違いもまた面白い。個人的には最後に載っている「ひだりてさん」が好き。大事なところで寝ちゃうあたりなんか特に。
「踊る黒猫」は同じ話をどこかで読んだような気がするんだけど、思い出せない。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/793830 -
「猫と過ごす7日間」が共通設定のアンソロジー。
若竹七海「砒素とネコと粉ミルク」、小松エメル「消えた箱の謎」、水生大海「まねき猫協奏曲」、秋山浩司「猫を抱く少女」、村山早紀「踊る黒猫」、大山淳子「ひだりてさん」の6篇。
「消えた箱庭」「猫を抱く少女」の2つが書き下ろし。
”7日間”はあまり活きてなかった印象。
「まねき猫協奏曲」が良かった。 -
幽霊の猫、誰が猫、自称神様の猫、彼女の見たい絵の猫
先輩の所に居ついた猫、預かり物屋の猫。
猫がいる事、七日間経つ事、が条件のアンソロジー。
幽霊と言う斬新なものが憑いてきたな、と思ったら
次はこちらが? と思えば二転三転。
人の不幸を願うならば、自力で頑張らねばなりません。
録音すればばっちり、ですが…w
無機物の猫かとおもいきや、実は、な4話目。
こういう人いるな~な登場人物も出てきた
不思議な先輩の所の猫。
一番最後の猫の話が、主人公はこちらでも
軸はあちら、というもの。
どれもこれも、不思議な話でしたが
想像して茫然とするのは、やはり先輩の猫かと。