([お]7-7)てのひらの父 (ポプラ文庫 お 7-7)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591139721

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  • 【あらすじ】
    世田谷区、松陰神社前駅から徒歩15分。女性専用の下宿「タマヨハウス」には、年ごろの三人の女が暮らしていた。弁護士を目指す涼子、アパレルのデザイナーとして働く撫子、そして不条理なリストラに遭い、人生にも道にも迷い続ける柊子。幸せでも不幸せでもない日常を過ごしていた彼女たちだが、春の訪れとともに現れた真面目だけが取り柄の臨時管理人の過干渉によって、少しずつそれぞれの「足りない何か」が浮き彫りになっていく。

    【感想】

  •  タマヨハウスに下宿する女子三人と、臨時の管理人トモミさん。それぞれの家庭の事情でひと悶着あり、一生懸命に対処する無骨なトモミさん。いつの間にか疑似家族のよう存在になっていく。
     すっきりと解決する訳ではありませんが、皆が前向きになって正しく強く生き始めます。とても暖かく、すがすがしい気持ちになれます。

  • とってもすきな話になりました。ほっこり。真夜中のパン屋さんもすきだけど、今の気分だったのか、読了後はこちらのほうが好みかなぁ。
    巡る季節に温度に料理、日々日常、集う人々。
    トモミさんが非常に素敵でした…!素敵すぎる!
    酔ったしゅーこちゃんとトモミさんのシーンがやたら好きかもしれない。
    てのひら、は温度なのかな、と。

    表紙もポップでとてもかわいく、お話に寄り添っていました。

著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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