「しないこと」リストのすすめ: 人生を豊かにする引き算の発想 (ポプラ新書 つ 1-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591141649

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  • フリーランスになって4年目。仕事が途絶えて金策に困って持ち家を売却しながらビジネスの立て直しを図っている時期に、不安を打ち消すために手に取った一冊。自宅売却と引越の手続きに疲れ、その間にも仕事は入らず、つなぎの融資に駆け回る毎日で、楽天的に考えようと努めながらもやはり時々不安がどうしようもなく膨らんでくる。毎日自宅にいて、「仕事がない」状態自体への不安。それはTo Doリストが埋まらない不安であった。

     To Doリストに片っ端からチェックを入れ、ムダを排除して効率的に仕事をこなす。そんな姿を理想としていた。しかし本書はそんな生き方がすべてではないことを教えてくれる。

     「がんばりすぎる」「やりすぎる」ことが善どころか害を及ぼすこともあることに、私たちは気づいた方がいい。豊かになりたいと頑張りすぎるから、資源を根こそぎ採取してしまう。環境を破壊してしまう。健康を損なってしまう。心を病んでしまう。

     真面目にやりすぎる面がある自分自身を振り返り、筆者の唱える「タオイズム」に少し舵を切ってみようかと思う。

  • パースペクティブが変わる本だった。日頃感じている、経済成長至上主義やおいたてられる動きにたいし、ちょっと立ち止まって考えるきっかけを作ってくれた。自動詞と他動詞の考えも新鮮だった。

  • することよりもしないことの方を重視する本

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著者プロフィール

福岡女子大学国際文理学部教授

「2024年 『捕鯨史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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