- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591150061
感想・レビュー・書評
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勉強は得意だが友達がおらずネガティブな莉子と、運動が得意でポジティブだが友達、勉強でトラブルのあるかりん。
クラスメイトでも接点のない中学生二人の体が入れ替わってしまう。
それぞれの親の描き方がなかなかシビアで良かった。
結末に少しすっきりしないと感じる読者もいるのではと思うけれど、私は好き。
なぜそうなったかより、何が変わったかが大切な話だと思うので。
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高学年向け。
ある日、明るくて明るい女の子と暗くてちょっと太っている、髪もボサボサの女の子が、雷で入れ替わってしまう。入れ替わったことで、同じマンションに住むお互いの部屋を行き来しながらあれこれ話すことに。お互いの長所や短所を話し合い、克服していく姿に希望を見出せるお話。 -
5年から。前向きで明るいかりんと、後向きで地味な莉子が入れ替わる。お互いの良い面、周りの見方が変わり、自分を見つめ直し、本当の希望と挑戦する姿が描かれる。タイトルの不思議さがあるので、キミノベルの表紙の方が、児童にとっては楽しさも伝わり手に取りやすい。
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面白かった
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凄っい面白かった
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久し振りに魚住さん読了。YAで執筆されていたんですね。
確かにそう言う系統のお話の方ですが、以前読んだ作品は特別YA系のレーベルではなかったので。気付けばきちんとそう言うカテゴリに分かれていたのか、と。出版者側の事情?
最初はサスペンスなのかな? と思うようなひやりとした場面から始まったけれど、見た目も性格も環境も全然違う女の子が入れ替わっちゃうSFっぽい感じのお話。
それぞれ、良くも悪くも思春期の悩みと問題を抱えていて別の立場になったことで少しずつ自分自身の欠点に気付き、長所もあるのだと分かっていく過程が良かった。
道徳の教科書的ではあるけれど、見んな違ってそれぞれいいのだというテーマでYAを読む年代の子が気持ちよく読み終えることができたなーと。 -
2人の中学生女子の中身が入れ替わっちゃうお話。
いかにもYA向けらしい展開だったけど、読みやすかったし、お話の感じも悪くなかった。
ただ、黄色い帽子のいかずちは、結局何だったの? -
外見も性格も正反対の女の子2人が入れ替わってしまったことで、それぞれの良さが見えてくる。
“自分”のことが好きになれる雷が起こした魔法。
(カウンター担当/アメリ) -
憧れるような人も、
きっと悩みがあるのかもしれない。
人のいいところ、自分のいいところ
みんなそれぞれ。