- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591171639
感想・レビュー・書評
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20年強のブランク
50手前で「老後とピアノ」のタイトルが気になった
。ピアノは好きだし弾けたらいいなと思う曲もある。電子ピアノもあるしいつでも弾ける環境にありながら、長く弾かないでいると指も動かないし、ハノンから再開するのかと気が重かったが、そんなのをすっ飛ばして好きな曲を弾くこと、自分が奏でた音に感動する事、作曲家を知る事など誰に文句も言われず死ぬまで楽しめそうだと感じました。
新年早々久しぶりに電源を入れていきなり平均律を弾いてみた。指は勿論動かないし、楽譜は見えにくい。でも運指は指が覚えていて驚き!
古い楽譜の書き込みも懐かしく、やれヘンレ版だのパデレフスキー版だの両親に金銭的な負担もかけたな〜など思いがけず感謝の気持ちも湧いてきたり。
良いきっかけを頂きました。 -
自分がピアノを弾く意味に気づかせてくれる本。
自分が好きな曲を、あのメロディーを自分の力で鳴らしたいというのは自分がピアノを弾くモチベーションなんだけど、詰まる箇所があったりで1曲通して弾けなくて、ピアノを弾くこと自体投げ出すときがよくある。
でも、片手だけのメロディーでも4小説でも、なんなら1音でも気持ちよかったのをこの本を読むと思い出せる。
あと、詰まる箇所を片手づつだったり、力を抜いたり、ゆっくり弾いてみたりすれば上手くなれるかもという希望も感じることができる。
この本を読んでまたピアノを再開できた。メンタルが弱いのでまたくじけると思うけど、その度にパラパラとこの本を読みたいと思う。 -
2023 12 10 読了
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娘のピアノの発表会では、なぜか全員連弾があり、お父さんやお母さんが連弾する。
なので、私も去年と今年とピアノを少しだけ弾いている。
確かに楽しい。
この本読んで私もちゃんとピアノを習おうかなーと思ってしまった。 -
子どもの頃イヤイヤやらされていたピアノ。いざ大人になってみると、リベンジしたくなるのが人間というもの。
ずっとやってみたかった「大人のピアノ」を、ひょんなきっかけから始めた稲垣さん。
1日2時間は練習し、ついには腱鞘炎になるほどのめり込む。
その顛末をあいかわらずの稲垣節で書いてあるので、爆笑につぐ爆笑。でも、その行き着く先は老いと向き合い、生き方を見つめることにつながるのでした…。
おもろうて、やがて悲しき1冊。
ピアノを弾いた経験がなくても読めますが、ある方がたぶん10倍くらい共感できます。 -
いや〜最高!
私も最近、ピアノを再開したから、めっちゃタイムリーだった。
えみこさんの文章は自由でいいな。
新聞社で養われた文章力なのでしょうか。
それでいうと、鴨居羊子も同じだね。 -
少々話しが長めだが、自分もピアノやってみるかと考えているので他人事とも思えずサッサと読めた。