ジェラ-ルとジャック (白泉社文庫 よ 4-1)

  • 白泉社 (2004年5月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592884309

感想・レビュー・書評

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  • フランス革命前後のスパイスを混ぜつつ、感動大作!

  • 最後のオチがものすごい力技。
    まさかあんな形でハッピーエンドに捻じ伏せるとは(笑)。
    ラスト5ページくらいは一般的な昔話のめでたしめでたしを彷彿とさせて巧いなーと。
    フランス革命の絡みも話の中でちゃんと効いていてすごい。

    それにしてもこの方、食べ物が絡むのと歴史モノを描かせると
    めちゃめちゃ精彩を放つんだな。

  • 文句なく名作。ラストにかけての盛り上がりは涙なしでは読めない。
    主人であるハズのジェラールが、妙に弱さを見せたりして……その緩急がたまらない。文字でなく、絵の表現がものすごい。

  • 執事の分際よりも好き

  • 革命前夜のパリ。没落貴族の息子ジャックは高級男娼として売られ、銀髪の市民エロ小説家ジェラールに抱かれたあと放り出される。働き口を探しやってきたのがジェラールの家だった。憎まれ口をたたきながらも雇用条件は手厚く、ジャックはどんどん使えるヤツに成長していく。ジェラールの失踪した貴族の奥方やその愛人の話を織り交ぜながら、ジャックがジェラールに惹かれていく様、革命の粛清から逃れようと逃避行...ハッピーエンドまでを描く。

    貴族の愛人文化、ちょこっと歴史をかじりながらも二人の親子にも似た恋人関係が微笑ましい。

  • 初めて読んだよしながさんの作品です。
    面白かったです!ところどころに笑いも入っていて、ほわっと暖かい空気があるよしながさんの作品にハマり、他の作品も買いに行きました!

    死んじゃうの!?というシーンから先が怖くてなかなか読めませんでした(笑)ハッピーエンドでよかった…。

  • 「執事の分際」とならんで、よしながさんのおフランスBL。
    こっちは主人×使用人。
    個人的な感覚ですが、こちらの方が伝統的なBLのかたちなのかなと。
    ただ、一筋縄ではいかない、ヒネリが効いてるのがさすがよしながさんというか、このひとホントすごい作家さんなんだなぁと思います。
    攻が受を支配しているように見えて、実際のところ受が攻を包んでいるような、そんなふたりがとてもよい。

  • まさかの後半歴史をからませてくるとは思わなかった。
    一瞬ラスト死亡フラグがたったのかとドキドキしたけど、
    解説?読んだら、そういう風にとれるのかと納得。

  • 「執事の分際」が面白かったので、同じフランス革命をテーマにした作品ということで読んでみました。
    「執事の分際」よりも、登場人物が革命期を懸命に生きる姿が生き生きと描かれる分ハラハラドキドキはあるが、糖度が低いので私は「執事の分際」の方が好み。

    しかしジェラールの職業とテクニシャンぷりは非常に良いと思います。

  • ジャックが健気ですごくかわいい!!ドラマCDもおすすめ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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