- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593500260
感想・レビュー・書評
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わたしが読んだ絵本の中では、「しあわせな絵本」のベスト3に入るくらいしあわせなお話。
1942年に初出版されたというから、すでに古典の部類に入りそうだが、
そこはさすがのマーガレット・ワイズ・ブラウンさん。
次々に若いお母さんのファンが増えているのだろう、いまだに版を重ねているらしい。
もっとどこかに行ってみたいうさぎの子が、「ぼくにげちゃうよ」と言って次々に頭を使っては他の色々な物になりたがる。
もちろん、想像の世界での話。
なのでお母さんも、次々に頭を使って「そしたらお母さんはこうやってお前をつかまえますよ」と楽しい繰り返しの応酬が続く。
それがなかなか壮大な想像力で、子どもの頃を思い出してくすっと笑ってしまうのだ。
想像の世界での逃亡劇は、最後はお母さんに抱っこされて終わり。
知恵比べは、母親の勝利だったということ。
なので、「良かったね」で終わる絵本の王道を行っているお話なんである。
「子を持って知る親心」と言うから、子どものいないひとには理解しがたい親心の表現だろう。
大げさに聞こえても、これは親子の楽しい空想ごっこである。
お母さんとしては、何としても子どもには負けられないのですよねぇ。
だって、「逃げるよ」「追いかけるよ」の繰り返しがとってもとっても楽しそうなんだもの。
クロッカスが登場するので、今が読むのに最適な季節。年少さんから。約5分。
お母さんのセリフの後には必ずカラーの見開きページが現れ、そこは文字が無い。
でも飛ばさずにゆっくり見せてね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「どんなにきみがすきだかあててごらん」という絵本に似ていた。
ここでは愛されているかの確認じゃなくて、愛されてる確信があるからこその遊びなんだろうなって思えて、子ウサギがとっても可愛らしく感じた。 -
問いと答え。原因と結果。わかりやすい対比の文章で、読み終わったあとも「じゃあぼくは、わたしは何になろうかな」と想像遊びができそうな一冊。
読み聞かせている保護者にも語りかけているような優しい文体で、原作のアイデアもですが訳が素晴らしい…!
とてもおすすめ。 -
魚、花、鳥、様々なものになって遠くに行きたい、というウサギの坊やに対し、お母さんも様々なものになって追いかけるわよ、と返していく。
お母さんも坊や、それぞれ豊かな発想が繰り広げられ、挿絵も美しい1冊。
絵と翻訳を変えて、「ぼくつかまらないもん!」が出版されましたので比べてみるとより面白い。私はこっちが好きです。 -
お母さんから離れてみたいしろうさぎぼうやと、どんなことがあってもぼうやを見守りたいしろうさぎお母さんの真面目で愉快な空想追いかけっこが始まった。
追いかけてくるお母さんから、あの手この手で逃げようとするぼうやが可愛い。追いかけっこの決着は?最後のぼうやの言葉がいいな。どこにいても何になってもお母さんの愛は変わらない。ぎゅー♡
誰かとすれ違ってしまった時とことん相手に付き合うのもいいな、そう思える絵本だった。-
けいたんさん、はじめまして♪
たくさんのお気に入りとフォロー、ありがとうございます。
さて、どの本にコメントしようかしらと探してまして(...けいたんさん、はじめまして♪
たくさんのお気に入りとフォロー、ありがとうございます。
さて、どの本にコメントしようかしらと探してまして(笑)
ちょうど大好きな本がありましたので、こちらにさせていただきます。
可愛い可愛い「追いかけごっこ」のお話で、幸せな気持ちになりますよね。
それから、私も大変な遅読ですのでどうかお気になさらずに。
家にいると、案外まとまった時間がありませんからね~・・
また素敵な本に出合いましたら教えてくださいませ。
こちらからもリフォローさせていただきます。
どうぞよろしくです!2015/10/15
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長女 4歳4ヶ月
Z会おすすめ絵本
かなり昔の絵本のようだが、想像力豊かなお話で絵も美しい。
楽しく読めた。 -
おススメされたので読んでみたのですが、とってもよかったです。
母うさぎの、子供への愛情がまぶしいです。
私もこんなお母さんになりたいと、あこがれの気持ちとあたたかな気持ちが混ぜこぜになりながら読みました。 -
「いつも同じ絵本ばかり選んで困る。」というお母さんの声。でもその子どもにとって、それは必然。当時2歳の娘に教えられた思い出の一冊。
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
図書館本。次女に借りた本を長女がもれなく読むシリーズ。次女にも私のフィルターを通していない本も読んで欲しく、こちらはKUMONの推薦図書です。