- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593504107
感想・レビュー・書評
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短気で、威張っていては、ダメですねー
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おもしろい題名と表紙の絵に惹かれて借りてみましたが、とても面白かったです!
ハッピーエンドなのも高評価。 -
ミダス王とヨーロッパのおとぎ話を下敷きにしたような、民話風オリジナル絵本。
民話だったらこれでもいいけど、もっと新しい時代の創作だと思うと物足りない。
ああでも1969年か……たぶんその時代の価値観に合わせてあったらそれはそれでだめそうだけど…ううん…
わがままな王様、美しい姫、姫を息子の嫁にしたい森の王。
キャラクターや展開は物語の王道だけど、この話だと単に悪魔にはめられたように見える。
森の王の息子はズルしてんじゃねえの、とか思っちゃうし、姫は物でしかない。
訳者のコメントを読んで、そういえば姫はいやなものをきっぱり断ってるんだなと気づいた。
それでも、父王と森の王が姫を物扱いしていることにかわりはない。
アホ息子だけは幸せそうでなごむ。
表紙のイラストより扉絵のほうが表紙にふさわしい。
表紙が怖いから、子供の頃に出会ったとしても自分では手に取らなかっただろう。
というか大人の今でも紹介されなければ読まなかったと思う。
ただ、好みではないけれど美意識が一貫しているから絵としては良質。
トランプのキングみたいな王はともかく、ジョーカーみたいな森の王が権力者に見えないところは残念。 -
不思議なお話、勧善懲悪、美しい絵。子供も熱心に聞いてくれる。
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サイズはタテ29.5cm,ヨコ21.5cmと、ちょっと変形版。お話もル・カイン自身が書いている。物語はギリシャ神話のミダス王の話(王さまが手でさわったものを全て金に代えてしまう)にヒントを得ている。森の王という発想は斬新でいいのだが、肝心なところでキャベツ姫の意思が全く問われないのは、ル・カインが幼少期をアジアで過ごしたからだろうか。絵のタッチはこれもこの作品に独特のもの。色彩はいつもながら美しいが、繊細な線ではなく、表紙からも感じられるように、ここではよりマッスな量感と厚みとを持って描かれている。
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口には気をつけないと。
言霊。 -
エロール ル・カインが原作の童話。
昔から語り継がれていてもおかしくない自然な童話。
絵が繊細なのは触れるまでもなさそう。 -
2012.7.22.sun
【経路】
図書館。絵のインパクト!
【感想】
エロール•ル•カインさんは前にシンデレラを読んだのだけど、最後に教訓をあからさまに入れたがるのかなと思った。
やっぱり中世の絵がすごくて、細やかだし、光沢感もあるし、まろいし、表情がユーモラス!
王様がボロを纏うページのぶたの顔なんか特にいい味だしている。
どんどんハッとする絵を見せて欲しい。
【うーん】
周りが変わっていくのも悪くないけど、悪口というのは一番側で聞いているのは自分で、自分に悪い言霊が入ってくるとわたしは考えているので、そっちを見てみたいかも。
【内容メモ】
口の悪い王様が、娘を森の王様の息子に差し出さなかったことで魔法にかけられて王様が罵倒する通りに周りが変わっていく話。
2014.1.5 再読
過去の自分のレビューを見るのが面白い。初見はそんなこと思ってたのねー。
エロールさんのフェアリーテールはやっぱり小気味良くて面白い。 -
ル・カインの絵は綺麗だから好き。
おはなしもフェアリーテイル感満載で素敵。