パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 2

  • ほるぷ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593533879

感想・レビュー・書評

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  • 海へ~パーシーはサテュロスのグローバーがフロリダで怪物に追い回れている夢を見た翌日、学校最後の日、いじめっ子に挑発され、ドッジボールの試合で現れた怪物の放つ青銅の玉に殺されそうなところをアナベスに救われ、ホームレスのいじめられっ子の大男タイソンが一つ目巨人キュクロプスであることが分かり、ハーフ訓練所は、タレイアの松に毒が撒かれ、結界に綻びが生じている。ケイロン教頭は責任をとらされ、冥界の処罰の野に立たされていたタンタロス波線写経宗復活を宣言、競走中に怪鳥ステュムバーロスに襲われたのは、ケイロンが残したCDを大音量で流して撃退した。ハーフのキャンプを元に戻すには、金の羊毛が必要だと訴えたが、タンタロスが冒険行きに指名したのはクラリスだった。失望したパーシーの前に現れたエルメスは、水筒とサプリ入りの小瓶を渡し、無許可で出掛けろけしかけ、海馬に乗ってプリンセス・アンドロメダにん乗り込んだが、ポリュペモスの島へ行こうとするが、エルメスの息子でクロノスに味方するルークも乗っていた。隙をついて救命ボートを奪って3人は逃げたが、ルークに態と逃がされたかも知れないと思い始めたが、拾い上げたのは父アレスから南北戦争当時の南軍のバーミンガム号を骸骨兵と操るクラリサであった。カリュブディスを強引に突破しようとして失敗し、スキュラに乗組員をさらわれている内に爆発したバーミンガム号から逃げたパーシーとアナベスはキルケのスパ&リゾートでモルモットに変えられ、アナベスがエルメスから貰った錠剤で辛うじて助かり、アレスの息子の一人黒髭が元に戻って大暴れしている隙に帆船を奪った。セイレンの歌の危険を承知しながら誘惑に負けたアナベスを海の力を使って連れ戻したパーシーは、アナベルから自分の欠点は傲慢さで、ルークのように世界を破壊し尽くして新しい世界を作ろうというのは傲慢で誤っていると告白される。帆船で辿り着いたポリュペモスの島は半分が肉食の羊、半分が草食の島だった。金の羊毛は肉食羊の島にあり簡単には近づけない。小屋のある草食羊の島には救命ボートが着いていてクラリスは煮え立つ鍋の上で吊されている。花嫁姿のグローバーを見て、花嫁にしようとしているのがサテュロスなのを笑っている。クローバーは生で喰わずに網焼きにしろと提案すると、サテュロスを御馳走にクラリサと結婚すると云っている。アナベスは透明人間に恨みを抱いているのを利用し、透明キャップで挑発している隙に二人を救出する作戦を立てるが、アナベルは捕らえられてしまう。窮地を救ったのは、海馬で脱出したタイソンだった。金の羊毛も手に入れた一行は、マイアミに上陸し、金の羊毛と共にエルメスから預かったなけなしの金をクラリスに渡してニューヨークに飛び出させた。クラリサが去って帰る方法を一行の前に現れたルークは豪華クルーザーに場所を移して尋問を始めたが、クラリサを追おうとしたルークを引き留めたのはパーシーの挑発だった。しかし剣の腕はルークが数段上、逃げる作戦を思いつく前に飛び出してきたのはケイロン率いるケンタウロスたちだった。クロノスとの戦いでケイロンが疑われたのは、クロノスの息子であるからだった。ケイロンが復帰したハーフ訓練キャンプで再開された二輪戦車競走はタイソンの技術で勝利したが、タイソンは父ポセイドンに呼ばれて研修のためキャンプを離れた。金の羊毛のお陰で平穏を取り戻したが、効き過ぎて松になったゼウスの子タイレアが人の身体を取り戻した。ビッグスリーの子の一人が16歳になる時、という予言の幅が広がったのだ~英雄とは、神と人のあいのこ(合いの子って差別用語らしい)の事

  • 1巻から一年後のお話。今回もアナベス、グローバーとの冒険かと思ったらグローバーはパンを探しに旅に出てるし。。。と思ったら新たな仲間、キュクロプスのタイソンが登場する。とっても弱気だけど心優しいタイソンがまたかわいくて!キュクロプスって、神話だと怖いイメージだけどタイソンはかわいいなぁ!それもこれもタイソンに優しくしたパーシーのおかげだね!パーシーってすごいいいやつで優しいのになんでみんなにすごく好かれてるわけではないの?あんな子がクラスメイトだったら最高だと思うけどな。
    今回はラストのラストでまさかのタレイア復活で益々続きが気になる終わり方!!

  • 1巻で神々の喧嘩を止めたパーシーは、英雄になった。
    だが1年間、普通に人間の学校に通い、7年生の最終日。今度は巨人族に襲われて訓練所へとむかう。訓練所ではケンタロスのケイロンが去り、代わりにタンタロスが教頭についた。訓練所の結界になっていたタイレアの松が枯れかけていた。
    パーシーはアナベル(アテナの娘のハーフ)とキュプクロスのタイソンとともに、またもや冒険の旅に出る。親友のサテュロス、グローバーの危機を救い、タイレアの松を蘇らせる金の羊毛を手に入れることができるのか。
    ハリー・ポッターとちがい、学校は苦痛の現場、休暇中にいく訓練所での冒険譚。ということは、2巻のパーシーは13歳。

  • 個人的には1巻の方が面白かったんですが、2巻だけど物語全体の序章という感じだったので続きが楽しみです。
    今回登場したヘルメスは、弱音吐いてるところがなんともかわいくて好きになりました。まあ、彼が人間だったら間違いなくろくでなしの上にヘタレですが。彼に限らずそんなんですけど。
    主人公はたいてい好きになるんですけれど、パーシーはかわいいやらかっこいいやらほんと大好き!このあとも、引っ掻き回し神々の虚をついていただきたい。

  • アメリカ版ハリポタ(?)第二巻。今回はバミューダ海域。夢からの情報が多すぎる感じもします。第三巻も出てるようなので、とりあえずつづく。図書館予約数は0(08/01/13現在)です。

著者プロフィール

1964年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。テキサス大学で英語と歴史を専攻。
『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館)でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』(小学館)でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペーパーバック賞を受賞した実力派ミステリー作家。初めて執筆したファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ(ほるぷ出版)は全世界でシリーズ累計5000万部となり、映画化された。その他の作品に、「ケイン・クロニクル」シリーズ(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『アポロンと5つの神託 太陽の神』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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