チーズはどこへ消えた?

  • 扶桑社
3.68
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594030193

感想・レビュー・書評

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  • ◯知り合いの薦め、有名だしいつか読んでみたかった

    ・2匹のネズミと、2人の小人。ネズミは深く考えることはせず、とにかく突き進む。一方の小人は自分は頭で考えられる分優れていると思い、考えて行動するタイプ。
    ・一度得たチーズ(=幸せ)をネズミは当たり前のことと思わず日々メンテナンス、次はどうするかという思考を止めなかった
    →少しずつ減っている事がわかり、心の準備も出来ておりすぐ次のチーズ探しにでかけることができた。
    ・小人はチーズがあることが当たり前だと慢心し、ある日突然なくなったと感じる
    →絶望しなぜなくなったのか、どこに行ったのか、いずれ戻ってくるはずだと考えた。さらに次を探そうにもその恐怖を恐れ、しばらくその場で考えるだけで行動を全く起こさない。その間にネズミたちは新たなチーズを見つけ出し幸せになっていた。
    ・やっと小人のうちの一人がこのままではダメだと気づき、恐怖を乗り越え新たなチーズ探しに出る。
    →一度出てしまえば案外怖いと思っていた見知らぬ場所なんて、想像していたほど怖い場所ではなく、むしろ何もせず将来を憂いていることのほうが怖いことだったと気づく。

    ・何事も今の幸せがずっと続くと慢心していると良くない
    →現状に慢心せず、日々のメンテナンス、また新たな可能性を考えて、変化が起きたときにすぐに対応できるようにしておく
    ・変化することによる恐怖を持っている人は多い
    →動き出さなければ何事も始まらない
    ・変化、新しいことに恐怖を感じるのではなくそれを楽しむ

  • ようやく手に取った平成のベストセラー。
    自分にとっては今のタイミングで出会えて良かった本。

    今の現状から外れてしまうと、とんでもないことにるんじゃないかという不安があり、今いる現状の様子が変わってきていることが分かりながらも、頭で悩むばかりで行動に移せなかった。
    迷路の先に新しいチーズがあることを期待して今日から一歩踏み出していこうと思う。

    日本では、同じ会社で定年まで勤め上げることが美徳とされ、大企業に入社できれば一生安泰で幸せが掴めるという神話が今なお残っている。
    しかし今の時代においてはその価値観は通用しない。
    変化を常に探知し、すばやく変化に適応できなければ今の社会では生き残ることができないということをこの本を通してさらに強く感じた。

  • ブクログのキャンペーンで当選して、ブクログからいただいた本!

    本書は20年近く前に出版されていて、昔一度読んだことがあります。しかし、ミドルエイジとして再び読んでみると、この登場人物のようになっていないかをふり返る必要があることに気がつかされます。

    本書のメッセージは極めてシンプル!
    「変化に素早く対応し、それを楽しめ!」
    といったものだと思います。

    ストーリとしては、小人のヘムとホー、ネズミのスニッフとスカリー。この2人と2匹が「迷路」の中に住み、「チーズ」を捜します。
    迷路の中をようやく辿り着いたチーズステーション。
    そこで、たくさんのチーズを満喫する2人と2匹ですが、その先が...
    といった展開です。
    チーズは仕事、家庭、財産、健康、精神的な安定などの象徴です。

    本書で語られているチーズに描かれたメッセージ!

    ・チーズを手に入れれば幸せになれる
    ・自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたがる
    ・変わらなければ破滅することになる
    ・もし恐怖がなかったら何をするだろう?
    ・つねにチーズの匂いをかいでみること そうすれば古くなったのに気がつく
    ・新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる
    ・恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
    ・まだ新しいチーズがみつかっていなくてもそのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する
    ・古いチーズに早く見切りをつければそれだけ早く新しいチーズがみつかる
    ・チーズがないままでいるより迷路に出て探したほうが安全だ
    ・従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
    ・新しいチーズをみつけることができそれをたのしむことができるとわかれば人は進路を変える
    ・早い時期に小さな変化に気づけばやがて訪れる大きな変化にうまく適応できる

    変化は起きる
    変化を予期せよ
    変化を探知せよ
    変化にすばやく適応せよ
    変わろう
    変化を楽しもう!
    進んですばやく変わり再びそれを楽しもう

    チーズと一緒に前進しそれを楽しもう

    やはり、最後のメッセージが一番大事だと思います。
    「チーズと一緒に前進しそれを楽しもう」

    やっぱりお勧め!

  • シンプルで読みやすかった。

    現状維持は衰退を意味する。
    迷わず恐れず不条理な現実に御託を並べず、まずは現状を打破すべく行動を起こせ、という強いメッセージを感じた。
    当たり前のことなのだが、改めて言われるとハッとさせられる。

    高知能なゆえに物事を複雑に考え、すぐ理由つけたくなってしまう人間の愚かさ。
    時には単純に捉えてみる努力も大切だと思った。

  • 肩肘張らずに読める話だけど、そこから気づきを得ることができた。
    日々変化に敏感になり、変化を恐れないこと。「恐怖がなかったら何をするだろう」変化があるのは当たり前だという気持ち。
    では、自分にとってのチーズってなんだろう。

  • 変化を恐れず、小さな変化に気づき備えること
    何度も読み直して自分に言い聞かせていきたい!!

  • 半日あれば読めてしまいます♩

    変化を恐れないこと。
    わかってるようで保身に走ってしまいがちなので
    この本は私のバイブルになりそうです。


    カマンベールの丘、チェダー通りなど
    設定も可愛いし美味しそうなので←
    楽しく軽く読めてしまいます。
    読書しない人にもおすすめできる本だと思います。

  • ★4.0
    チーズ(大事なもの)を求める2人と2匹。
    今までそこにあったチーズがなくなった時、あなたはどう動く?


    いち早く変化に気づくもの、すぐ行動に起こせるもの、変化の波に乗りたいもの、変化を嫌うもの…
    四者四様で物語は進む。

    この物語を読むのが全てではなく、これを読んで、あーでもないこーでもないと、議論し合うまでが1セット。あの考えには共感した、私はヘムだった、もっとこうは考えれないだろうか…などなど。
    ヘム(=変化を嫌うもの)にはなりたくないという意見は大体一致するだろうから、それだけでも価値はあるのではないだろうか。

    「もし恐怖がなければ、何をするだろう?」
    変化は必ず起きる。変化を楽しむこと。

    30分もあれば熟読できるくらいで、気づきも多い。コスパはピカイチだ。

  • 【内容紹介】
    「迷路」の中に住み、「チーズ」を探す二人と二匹の物語。時代や状況の急激な変化にいかに対応すべきかといった、人生の様々な局面を象徴している。世界のトップ企業が研修テキストに採用している寓話。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    私は“ヘム”の思想にかなり近い人間だと思うので、「変わろう」「変化を楽しもう」の部分にどうしても抵抗感を感じてしまいました。言うのは簡単、でも実際にやってみるのは億劫…という感じです。なので、この本の教訓を役立てるための最後のピースとして「モヤモヤしてるなら、つべこべ言わずにやってみろ!」というパンチを自分自身に叩き込むためにはどうすれば一番いいのかを考えました。

    この本には「新しいチーズを楽しんでいる自分を想像せよ」という内容が書かれていましたが、私はどちらかと言うと「新しいチーズを探しに行かず、このままここにいたらどうなるかを想像せよ」の方がしっくり来ました。今の食生活を変えずにいたら10年後に健康でいられるか?家での何気ない振る舞いが、気づかないところで妻が徐々に不満を溜める要因になっていないか?今のままのんべんだらりと仕事をしていて、10年後に自分の席があるか?…このようなことに恐怖を感じ、そうならないように頑張ろう、という思考です。そうすると、結果的に「こうなりたくない」を逆にして「こうなりたい(=目指すべき新しいチーズ)」が見えてくると思いました。自画自賛になりますが、恐怖と希望を同時に考えられて良いと思いました笑

    あと、新しいことへのチャレンジ精神が希薄な息子のために、自分自身が何かできないかなと思いました。子は親の鏡と言いますので、私が“ヘム”から脱却することで何かいい効果があるかも。それこそ迷路であり新しいチーズが何なのかも想像つきませんが…。

    かつてはビジネスや研究の世界で神話のように扱われていた「PDCAサイクル」という考え方も、「Plan」の前提が刻々と変化してしまう現代においてはもはや古い考えになってきているそうです。この本が書かれた2000年ごろはまだインターネットの普及率も低く、そのような兆しはほとんどなかったのではないかと思いますので、著者の意識の高さと先見の明には脱帽するばかりです。

  • 私は変化を恐れるタイプなのだと気づいた。
    状況が変わったのなら、即座に自分も行動を変える。
    これを意識して、これから頑張っていこうと思えた1冊です。この本に出会えて良かった

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著者プロフィール

スペンサー・ジョンソン

Spencer Johnson, M.D.

1938〜2017。

心臓のペースメーカーの発明にたずさわった医学者でもあるジョンソン氏は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加。

ケン・ブランチャード氏との共著『1分間マネジャー』は、マネジメント論の古典として読みつがれています。

『チーズはどこへ消えた?』は日本でも歴史的なベストセラーとなり、全世界で数多くの読者に影響をあたえました。その待望の続編『迷路の外には何がある?』のほか、『頂きはどこにある?』など、よりよい生きかたを追求するさまざまな著書を遺しています。

「2022年 『プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スペンサー・ジョンソンの作品

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