チーズはどこへ消えた?

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594030193

感想・レビュー・書評

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  • 学生のときと、働き始めてからでは、物語の響き方がだいぶ違った1冊。

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    2匹のネズミ、スニッフとスカリー、2人の小人、ヘムとホーは、迷路のなかに生きている。

    2匹と2人はある日、チーズ・ステーションCで好みのチーズを見つけた。
    次の日から2匹と2人は、来る日も来る日もステーションCにしか行かなくなり、他のチーズを探すことをやめてしまった。

    ところがある日、チーズはこつ然と姿を消した(ように見えた)。

    その事実を目の前にして、スニッフとスカリー、ヘムとホーの選んだ生き方とは…?

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    この本が出版された頃、わたしはまだ学生でした。
    話題の本、ということで、開いてみた記憶はあるのですが、なんだか物語が抽象的に思えて全然おもしろく感じず、途中で読むのをやめてしまいました。
    ですが学生を卒業し、自分で自分の使う分のお金を稼いで生きる経験を経てから読むこの本は、なかなか見え方が違ってきて、おもしろかったです。

    「人は考え方を変えると、行動が変わるのだ。」(59ページ)

    この文章はとても印象的ですが、考え方を変えることに固執しすぎると、結局動けなくなることもあるということも、また事実です。
    卵が先か鶏が先かではありませんが、とりあえずいつもと違う行動をしてみることで見え方が変わり、考え方が変わることもあるので、行き詰まったときは、行動と考え方のうち、どちらか変えやすい方をやってみるといいのかなと思いました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    コロナ禍において、過去の世界の良さを懐かしむ日々かもしれませんが、チーズはなくなってしまったのですから、仕方がありません。
    元の世界に戻ることを祈るのではなく、自分の考え方や行動をかえて、新しいチーズを見つけるほうが、恐怖や不安を手放し生き生きと生きられるのではないかなと思いました。

  • 変化への順応。
    相手に変わることを求めるよりも、自分が変わることで次のステップへ。

    読了。

  • 20年ほど前に読んだだけで、再読したわけではないけれど、書評を読んで読後感を思い出した。
    自分が動く時は、僕にとってのチーズがなくなってしまった、もしくはそう見えてしまったということなんだろうなと思った次第。

  • 状況が変わった時、自分を変えることを説いた本。

    以前から興味はあったが、色々と環境の変化を迎え、
    駅でこの本の広告を目にして即座にkindleで購入。

    アメリカが自国第一主義を掲げ、イギリスがEUを離脱し、
    世界が激変している現在「変わらなくても大丈夫」
    なんて思っている人はよほどの楽天家だろうし、
    「変わらないといけない」なんて当然のことを書いている
    前世紀に書かれたこの本を今更読む価値はあるか?
    また、変わることのリスクもあるのでは?
    と、思ったがとんでもない思い上がりだった。
    状況が変化し、自分も変わらなければならない時こそ、
    2時間程度で読めるこの本を読むべきなのである。

    今までの場所にしがみつくヘムとホーは馬鹿ではない。
    致命的な失敗をしてしまうことだってあるだろう。
    必ずしもすぐに行動するネズミが正しいとは限らない。
    だが、チーズが無くなった時は行動しなければならない。
    そんな時に恐怖心を乗り越え、新しいチーズを思い描き、
    再び迷路に踏み出すホーの姿は背中を押してくれる。

    状況が変化したら何度もこの本を読み返そう。

  • 物語自体がとても短いためサクッと読めた。チーズという資産がなくなったときにそれぞれのプレイヤーがどんな行動を起こすのかを描いておりそれは現実で生きる我々にも通ずる物がある。これから私は社会人になるが、大切にしていきたいことがたくさんあり指針としていきたい自己啓発書である。

  • 変化を楽しめる人間でありたい

  • 変化に適応できない。その理由をでっち上げる小人は30代前半の私です。
    かわいいおとぎ話のようでいて、その実は深い。

    自分の半生に重ねると辛くなるセリフがそこかしこに散りばめられています。
    そんな中チーズを探しに暗がりにでるホーに心から称賛を!
    読み終わったあとに「こうしちゃいられない」と思える1冊です。

  • 変化を恐れず、人のせいにせず、前に進むこと!自分の仕事、人生を考えさせられる本。

  • 知能は低いが、壁に当たっても、自分のルーチンをこなし変化に対応しおうとする2匹のネズミと、知能が高い2人の小人がチーズ(幸せ、目的)を求めるストーリー。
    小人はチーズを手に入れ、現状に甘んじていたが、いざチーズが消えてしまったときに、絶望に打ちひしがれていた。
    困難に直面したときに2匹と2人のそれぞれの対応に、私自身の人生の岐路においての行動について深く考えさせられた。

    ・変化は起きる
    ・変化を予期せよ
    ・変化を探知せよ
    ・変化にすばやく適応せよ
    ・変わろう
    ・変化を楽しもう
    ・進んですばやく変わり、再びそれを楽しもう

  • チーズは、ただの食べ物ではなく、人生に おいて私たちが追い求めるもののシンボルであり、
    なかなか
    自分の生き方を考えさせられるおもしろい本でした!!

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著者プロフィール

スペンサー・ジョンソン

Spencer Johnson, M.D.

1938〜2017。

心臓のペースメーカーの発明にたずさわった医学者でもあるジョンソン氏は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加。

ケン・ブランチャード氏との共著『1分間マネジャー』は、マネジメント論の古典として読みつがれています。

『チーズはどこへ消えた?』は日本でも歴史的なベストセラーとなり、全世界で数多くの読者に影響をあたえました。その待望の続編『迷路の外には何がある?』のほか、『頂きはどこにある?』など、よりよい生きかたを追求するさまざまな著書を遺しています。

「2022年 『プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スペンサー・ジョンソンの作品

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