扶桑社新書 中国が隠し続けるチベットの真実 (扶桑社新書 30)

  • 扶桑社
3.76
  • (7)
  • (11)
  • (9)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 87
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594056834

作品紹介・あらすじ

2008年3月14日、チベットのラサ市で発生した中国政府に対する抗議デモはいったい、なぜこれほど大規模な"騒乱"に発展したのか-?中国によるダライ・ラマ法王の否定、仏教建築物の破壊、非人道的な拷問・殺戮、チベット人を上回る数の中国人の移住、チベット語、仏教、固有の文化の抹殺…中共のチベット侵攻以降、チベットの人たちがたどってきた苦しみの歴史と真実を明かす。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 若干情報が古いし、もちろんチベット側から書かれているものではあるが、新書サイズでチベット問題の歴史と中国の意図がコンパクトにまとめられていて、入門としては非常にいい本だった。
    今なおなにも解決していない問題であり、最近はウイグル問題の方が大きく取り上げられがちではあるが、チベット問題は常に意識していきたいと思うところ。
    できれば、ダライ・ラマ14世がご存命のうちに、少しでもいい変化があると良いのだが……

  • 2008年刊、その後もこの問題は解決していない。ダライ・ラマは今代限りを宣言したとも聞く。
    本書に記される内容の多くは「事実」なのだろうが、それに対してどう動けば良いのかの示唆がなく、もどかしい想いになるのは、この手の「告発本」に共通する特徴か。

    「中国が隠し続けるチベットの真実」(扶桑社新書、ペマ・ギャルボ著)
    Day171


    https://amzn.to/37KQMQz

  • FreeTibet

  • 中国って・・・(絶句)
    ショッキングな事実ばかりだった。

    チベットの惨状に目をつぶる国々。
    一人の人間として無力感にさいなまれる。

    パンダなんて、大枚はたいて借りなくてもいいのでは?

  • [ 内容 ]
    2008年3月14日、チベットのラサ市で発生した中国政府に対する抗議デモはいったい、なぜこれほど大規模な“騒乱”に発展したのか―?
    中国によるダライ・ラマ法王の否定、仏教建築物の破壊、非人道的な拷問・殺戮、チベット人を上回る数の中国人の移住、チベット語、仏教、固有の文化の抹殺…中共のチベット侵攻以降、チベットの人たちがたどってきた苦しみの歴史と真実を明かす。

    [ 目次 ]
    序章 北京オリンピックとチベット騒乱(チベット人たちが抱く中国政府への反発;メディアを使った情報戦 ほか)
    第1章 チベット問題とはなにか(「チベット」とはどこなのか?;寺と檀家の関係(チュ・ユン関係) ほか)
    第2章 ダライ・ラマ―転生活仏というシステム(ダライ・ラマ制度;ダライ・ラマ法王の継承方法 ほか)
    第3章 中国はなぜチベットを欲しがるのか(中国がチベットを支配する4つの理由;青蔵鉄道 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 中国人はどう思っているんだろう?

  • 「日本人が知らなかったチベットの真実」と
    記述がかなり被っているけど、
    それだけ筆者はこの機会にチベットのことを
    訴えたかったんだなぁ……。

  • 中国のチベット弾圧はナチスドイツ以上の国家犯罪。本当に酷い。
    チベット文化は文明に近いから、独立してもやっていけるはずだ。
    むしろ独立されたら中国が困る。だから制圧しているのだろうが。。
    チベットが平和になることこを心から祈る。

  • 2009.07.29

  • 民族自決とそれを許さない中国の対立。民族紛争。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ペマ・ギャルポ
1953年、チベット・カム地方のニャロンに生まれる。1959年、中国軍の侵略によりインドに脱出。
1965年、日本に移住。1976年、亜細亜大学法学部卒業。1980年、ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表。
現在、拓殖大学客員教授、チベット文化研究所所長、アジア自由民主連帯協議会会長。2005年、日本に帰化。
主な著書に『祖国を中国に奪われたチベット人が語る 侵略に気づいていない日本人』
『チベット人だからわかる中国は消防士のフリをした放火魔』(ハート出版)、『チベット入門』(日中出版)、
『「国」を捨てられない日本人の悲劇』(講談社)、『中国が隠し続けるチベットの真実 仏教文化とチベット民族が消滅する日』( 扶桑社)、
『立ち上がれ日本! 目醒めよ、麗しの国』(雷韻出版)、『日本人が知らなかったチベットの真実』(海竜社)などがある。

「2022年 『中国が仕掛ける東アジア大戦争 ―安倍晋三元首相が提唱した「インド・太平洋構想」が世界を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ペマ・ギャルポの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×