働かないアリ 過労死するアリ~ヒト社会が幸せになるヒント~ (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594096625

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  • 第1章 過酷な環境 変わった習性/第2章 みんな進化を誤解している/第3章 利用するアリ 利用されるアリ/第4章 おしゃべりなアリ 寡黙なアリ/第5章 過労死するアリ サボって長生きするアリ/第6章 アリ研究者、宇宙を目指す

  • 「アリ語で寝言を言いました」の村上先生のアリ本。今回も面白い。アリ愛にあふれてる。
     アリは現在1万5000種。まだまだ増えるかもしれないそうだ。
     初めに出てくるトゲアリの仲間だけでも、幼虫の出す糸で葉っぱを紡いで巣をつくるやつやら、クロオオアリに寄生して巣を乗っとるやつやら、満潮時水没する巣に住んでいて5℃以下であれば100時間も水中にいられるやつやら、第1章からなかなか面白い。
     その小さい相手に対して、体毛を剃ったり、解剖したり、研究者たちのすごい世界。
     村上先生は、分かりやすい書きっぷりで、とてもよみやすい。本の中のイラストも分かりやすくて面白い。
    途中やや難しいところがあったから、また読み返さなきゃ。

  • ハキリアリは、メキシコで見ました。この本を読んで出会いたかった。

  • 専門的な知識は手に入る。
    人間社会への置換えのページが予想以上に少なくて残念。
    アリ好きにしか向かず、万人ウケは難しい。

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著者プロフィール

九州大学持続可能な社会のための決断科学センター准教授1971年、神奈川県生まれ。茨城大学理学部卒、北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。博士(地球環境科学)。研究テーマは菌食アリの行動生態、社会性生物の社会進化など。NHK Eテレ「又吉直樹のヘウレーカ!」ほかヒアリの生態についてなどメディア出演も多い。共著に『アリの社会 小さな虫の大きな知恵』(東海大学出版部)など。

「2020年 『アリ語で寝言を言いました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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