- Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596913500
感想・レビュー・書評
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【レイクショア・クロニクル①】主人公はロリーとコナーだけど彼らの家族や親戚たちのファミリーストーリーと言ったほうがいいかも。
ヒロインロリーの子供時代はなかなか辛そう。でもグレたり不貞腐れたりせずに優しくて素敵な子。コナーも父はアルコール依存症で母と継父には疎まれ、異父弟と引き離されて…子供時代を送ることなく大人にならざるを得ない少年。サマーキャンプで出会い思い合えるようになった二人がなぜ別れなければならなかった?と気になり、彼らの家族の過去も描かれていて行ったり来たりなんだけどイッキ読み。
ロリーのパパの過去の恋愛、なんとなく黒幕はアイツやな?と察しはついてるけど、ちゃんと成就はしないとしても解決するといいな。
登場人物たくさんすぎて、これはこのあとのシリーズのフラグなのよね?コナーの弟君ジュリアンの将来も気になるし。コナーももっとひねくれた輩でやらかしてロリーに土下座するんじゃ?と思いながら読んだけど、そんなことなくて拍子抜けしてしまったことは否めず(ロマンステンプルあるあるたがからさ)。 -
かつて太っていたときに参加していたサマーキャンプでの恋の傷が忘れられないオリビア。今は成長して、努力の結果すっかりきれいになったが、コンプレックスと両親からうけた傷をいやしきれずにいる。再会したのは、あの夜に裏切られた彼……。うおー、このシリーズほんと面白い。過去パートや、現代パートでも若者がでてきてYAなストーリーもありつつ、かつて好きだった彼への恋情というよりは友情から育った気持ちがとてもよく描かれている。
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図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
これが愛でなかったら、何が愛なのかわからない…。共感の嵐を巻き起こす全米大ヒットシリーズがいよいよ始まる!少女時代、太めで分厚い眼鏡をかけていたオリビアは冴えない思春期を送った。祖父母が経営するキャンプ場に毎夏やってくるコナーと会うのが唯一の楽しみだった。容姿端麗でなんでも器用にこなす彼に恋をしていたのだ―コナーが彼女の心を奪い、傷つけ、捨て去ったあの夏までは。時が過ぎオリビアは今、見違えるほど美しく変貌を遂げ、室内装飾家として活躍していた。老朽化したキャンプ場を改修したいという祖母の願いを叶えるため、彼女は苦い思い出の残る地へ向かう。そこに予期せぬ再会が最悪の形で待っているとも知らず…。
長編といえば長編だけど、いろんなカップルが入り乱れちゃって、ちょっとごたごたしすぎた感じがぬぐえず、読むのに時間がかかってしまった。
いろんな人の恋愛が現在と過去の両方からアプローチするにはページ数が足りないね。長いのにエピソード的にはあっさり終わっちゃって残念。でもシリーズものだから全部読んでからの判断のほうがただしいのかも。
フレディ、ジェニー、デイジー、彼らの恋の行方も、親子関係も気になったままのエンディングでした。
Summer at Willow Lake by Susan Wiggs -
〈レイクショア・クロニクル 1〉冴えない思春期をおくった室内装飾家のヒロイン。彼女の仕事依頼を受けた建設会社経営のヒーロー。
このシリーズは 2人が出逢った過去の甘酸っぱい思春期の頃を 現在の2人の関係に挟み込むように話が展開していくのだ。そしてキャンプ場の存在は初恋とともに当時の若者達の記憶に鮮明に残っている。
最初とても読みにくいと感じるかもしれない。慣れるまで時間がかかってしまった。
それぞれが過ごした長い時間の経過と この場所で再会してからの彼らは大人になっているけれど 当時の気持がフラッシュバックして傷つきやすくなっているけれど 互いに理解を深めていく姿は新鮮だ。