蒲生邸事件

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620105512

感想・レビュー・書評

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  • 本当は再々再々読くらい^^

    タイムトラベル+226事件で恩田陸「ねじの回転」 宮部みゆき「蒲生邸事件」があって、ふとしたきっかけでどちらかを読み返すと、もう片方も読み返したくなる。テイスト全然違うんだけど。

  • 「歴史は意思を持っている」というアイディアが面白かったです。

  • 男の謎や殺人事件でスリルもありつつ、恋愛の切なさも。
    一気に読んで、読後感も爽やかな良作。

  • タイムトラベルにより58年前の2・26事件のさなかに。ミステリーというよりも、SFに近いのですが、そこで起こった謎の事件。主人公が出会った58年前の美しく、優しい女中さんへの思い。そして、現代に戻る際には彼女と浅草でH6.4.20に会う約束。もうおばあさんになっているはずであるが、約束の場所で出会ったのは・・・。主人公を58年前にタイムスリップさせたトラベラーの孤独な人生と戦死も感動の物語でした。

  • 70年前にタイムスリップ。たった70年前の日本、ひいおじいちゃんの生きていた時代。主人公孝史君と一緒に考えてみて下さい。

  • 現代のホテル火災の現場から二・二六事件当日にタイムトリップしてしまう話。
    途中まではなかなか読み進められなかったけれど、途中からグイグイ惹き付けられて読み終わった。
    実際タイムトリップをしていくら過去を変えようとしても歴史の大きな流れは変えられない。けれどだからこそ、その時その時を精一杯生きていきたい。と語る部分に共感した。
    最後に救われた。

  • 時間旅行能力と2.26事件を題材にしたミステリー。戦前の思想と現代人のギャップとを描きながら 人間模様がおもしろい。ラストも宮部氏らしくせつなさもあり、おもしろい

  • 2.26事件の中に生きる日常が感じられる。宮部みゆきは初めてだが、やはりすごい!でも長い、、、

  • タイムトラベラーと一緒に昭和11年2月26日の帝都東京にきてしまう
    現代っ子で浪人決定の尾崎孝志が巻き込まれる4日間
    平成の世に戻ってからの孝志と一緒にじ〜ん涙する
    これも好きな小説のひとつ

  • 面白かった。切なくて好き。
    宮部さんのお話にしては死亡率が低いほうか(笑)。

    貴之さん、なんだかんだでずっとがんばってた。

    平田さん、すごく優しい人なのに、なんというか、貧乏籤というか・・・。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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