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- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621050897
作品紹介・あらすじ
オペラと歌舞伎、この双子の兄弟のように似た芸能の誕生に遡り、歴史、民族性、社会的背景から、その類似性の秘密と、その本質を探る。
感想・レビュー・書評
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1600年頃、日本とイタリアでほぼ同時に、類似した芸能が誕生。
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論調が暴走気味で、我が強い話の進め方に「へえ、そうなんだ」と感心するより「え、そうなの?」と思ってしまう事しばしば。読者を置いてけぼりにする盛り上がりようは、題材に対する愛情を感じますが諸刃の剣。オペラと歌舞伎、このふたつの共通点と相違点の比較論よりは、オペラと歌舞伎が大好きなのでそれについて熱く語る。という要素が大きいです。著者の主観が強すぎるので、私としては残念だった部類に入る本でしたが、カストラート(去勢された男性歌手)を扱う章はかなりの読み応えがあり、この部分だけでも読んだ甲斐がありました。
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